共通テスト出願の時期になりました
この記事では、最近思っていることを、とりとめもなくだらだらと書き連ねます。
夏休みはあっという間に終わり、気づいたら9月の下旬です。いつの間にか気温も下がり過ごしやすくなっています。
BENBUではお盆でも大半の部員が来てくれて、いつもと変わらず勉強していました。
その成果が月末の実力テストで現れ学年順位が100位上がった高2部員もいました。実力テストなので、定期テストのような解き方を覚えていれば得点できるという問題ではなく、実力がついたことが明らかになったと思います。こうした体験を経て、自分のアタマで考えて自分で問題を解くことの重要性・価値・効果に気づいたことでしょう。
授業ではわかったつもりになりやすいですし、途中で混乱してわからなくなると追いつくことが難しくなることもあります。授業を受けたあとは必ずしっかりと復習をし、問題を自分で解くことが必要なのですが、わかったつもりになっていると問題演習をさぼってしまいがちです。わからなくなっていると問題演習に着手できません。ここにBENBUの意義の一つがあります。
BENBUに来れば勉強せざるを得ませんし、講師への質問や雑談の中で「わかったつもり」が崩されます。公式を丸暗記してそれにあてはめるだけの解き方をしていると、すぐにばれます。わからなくなっている場合は、わからなくなった地点まで戻って混乱を解きほぐしてもらい理解に至ります。
高3生は共通テストの出願で、一気に受験モードになったことと思います。ようやく大多数の3年生にとってのいちばんしたいことが「勉強」になったのではないでしょうか。それぞれの志望校に向けて過去問検討に入っているはずですが(受験科目の全範囲を終えていない受験生は論外です)、この時期から特に、他塾と比べてのBENBUの優位性が圧倒的になります(高3生の新規受付は4月末で締め切っています)。
志望校の過去問につき自分で書いた答案を、数学でも現代文でも小論文でも英作文でも英文要約でも世界史論述でも日本史論述でも添削してもらえる塾はほとんどないと思います。単におかしな点を指摘するだけの添削ではなく、書いてくれている流れでどう書けばよいのか、書きたかったことを文字にすればどうなるのかを参考例として作成して添付します。ここまでする添削は他塾や高校ではないはずです。社会の論述では出題意図を汲み取った解答例も提示します。
科目ごとのバランスについてアドバイスしてくれる塾もほとんどないと思います(多くの塾では科目ごとに別の講師なのでその生徒の理解度はテストの点数でしか把握できていません)。
授業をいくら受けたところで問題を解く実力は身につきません。解き方の説明を聞いて解けるのは、授業で扱った問題とそれに近い類題だけです。しかも記憶が残っている間だけです。大学入試では初見の融合問題が多くなります。全科目全範囲です。最低限の基本的な知識は必須ですが、問題文をどう解析しどこから着手して制限時間内にどう解いていくかを考えるためには、自分のアタマで考えてきた経験、鍛えられたたくさんの思考回路、分野を超えた知識どうしの連携・思考の枠組みの援用の経験が必要です。受け身の授業で身につくものではありません。
また、大学ごとに難易度や出題の仕方、問題を通して測っている適性が異なり、過去問の十分な検討が必要ですが、受験生が一人でこなすには限界があります。入試問題は大学が「こういう生徒にきてほしい」というメッセージであり、大学が受験生を選別するための基準です。単純に学力を測っているだけではありません。大学ごとに生徒ごとに必要なアドバイスやヒントは異なりますが、それを提供できる塾は多くないと自負していますし、私自身も努力を継続しています。受験直前までずっと集団授業をしている塾に通っている生徒は、徐々に違和感を覚えるようになり、結局は定期テスト対策だけの補習塾だったと気づくようになります。その塾の「実績」はもともとできる生徒を集めた結果にすぎなかったのです。集団授業をすることはカンタンです。一定の範囲を予習して準備すれば大学生でもできます。しかし質問対応となるとできる講師は限られます。1対1や1対2の個別指導塾を見学させてもらったことがありますが講師レベルに唖然としてしまいました。質問対応は形だけで容易な問題に限られていました。その塾の講師募集の時給を見れば講師のレベルを推測できるとおもいます。
メンタル面で落ち込んでしまうことも受験生にはよくあることですが、それに対応できる塾も多くはありません。
医学部にどうしても合格したい生徒向けに情報を一部無料で渡し、高額な費用で情報を販売しているサイトがありますが、注意が必要です。クチコミがまったくない場合、脅して発信させないようにしていると見るべきです。無料情報を見ればレベルの低さがわかると思うので、それ以上だまされないようにしてください。無料情報の時点ですでに、口外すると不利益になるとの脅し文句が入っているはずです。筑波大学の場合、推薦入試であっても、小論文とされている学科試験で高得点を取ることが合格の条件であり、志望理由書などで合否が分かれることはないと考えてください。受験生や保護者の不安につけ込む悪質な業者にすぎません。小論文(学科試験)の過去問は赤本として出版されています。
BENBUの講師は文系・理系問わず全科目についてその場で質問に対応していますが、これは特殊能力でも偉いわけでもありません。勉強しさえすればそうなれます。その生きた見本として目の前に提示しています。ただこうなるためには時間はかかります。
高校生には十分な時間がありません。3年間でマスターするには過剰な量・難易度の学習内容になっています。ただでさえ足りない時間を、学校行事や教師の無意味な雑談・叱責、生徒の事情を考えずに理系選択者に世界史を必修とし文系選択者に数Ⅲを強要するカリキュラムなどで多くの時間が奪われます。部活動をしている人は勉強に使える時間がかなり減ります。ですので、文系か理系かどちらかに絞り、志望校の合格最低点以上を取れるように時間・体力を注ぎ込めば十分です。そのくらいしかできないと思います。
大学生というのは入試で合格最低点以上を取った人というだけであって、受験科目のすべての分野についてしっかりと理解しているわけではありません。県立高校受験時のようにどんな問題でも解けるようになることを目指すと計画が破綻しメンタルが壊れます。とりわけ難関大学・学部の入試対策は県立高校受験の成功体験を捨て去りプライドを捨てて取り組む必要があります。完璧を目指すのではなく、戦略的にその大学の入試で合格最低点以上の点数を取ることを目指すべきです。だからといって手抜きをするというわけではありません。全力で勉強しても時間の制約上そのくらいしかできないという意味です。県立高校受験の成功で自分は賢いなどと勘違いして勉強を手抜きしたりあとまわしにしたりしている人もいますが、大学受験で過去の成功は消え去り幻想に溺れていたことに気づきます。県立高校受験の成功は、実はどうでもいいくらいに小さなことにすぎません。中学卒業までに数Ⅲまで1周終えている生徒が都内を中心にごろごろいて、そうした人たちが難関大学・学部を目指す世界に、高校に入学して初めて高校数学に触れ3年近くかけてようやく1周するような生徒が普通に張り合えると考えるのは不遜すぎます。時間は足りません。ですが、不得意な分野のすべてを潰す必要はなく、解けない問題のすべてを解けるようにする必要もなく、ただ合格最低点に必要な点数を取れるように実力をつけていけば、志望校の定員の中に入る込むことは可能です。合否は総合得点で決まりますので、1科目の1分野にこだわったところでプラスにはなりません。苦手意識を持つ人ほど完璧主義に陥りがちですが、それは合格を自ら遠ざけるだけです。もちろん、BENBUで遠慮なく質問をしてもらえばいいのですが、こだわりすぎず時間をかけすぎないように、科目間のバランスを崩さないように勉強を進めていただきたいです。質問に回答しつつそうしたアドバイスもしています。
BENBUは頑張ろうとする人を全力で応援します。頑張りたい気持ちがまったくないのに親に強要されている人は応援できません。
精神面で幼すぎて部活動やゲームが生活のすべてになっており将来のことを考えられない人を勉強に向かわせることは、残念ながらできません。小学校の低学年くらいまでに好奇心を育てられる機会が少なかった場合、自ら勉強しよう、自分で調べてみよう、やってみようという意欲が湧きづらいです。そうなってしまっている人を、2、3か月で勉強に燃える人に変えてもらいたいという要望には、応えることができません。
中学受験で親に怒鳴られながら泣く泣く勉強に向かっていた人は、勉強すること自体が嫌なことになっていますので、高校で成績が悪くなっていてもBENBUでそれを改善することはできません。親子関係の改善が先ですし、そもそも勉強を強要したこと自体が大間違いです。勉強する子どもになってもらいたければ親が自分で自分の勉強を楽しそうにやり、その雰囲気が伝わるようにすることが効果的です。勉強しないと将来が大変だからといったネガティブな動機付けで強要するのは最悪の方法です。子どもの躾を強要や洗脳と混同すると、親に跳ね返ってきます。
受験を終えたら遊べるから今はガンバレと言われながら中学・高校受験をしてきた人が、入学後に、さらに勉強しなくてはならない現実に直面し、「嘘だったじゃないか!」とだまされていたことに悲しみ意欲をなくしたり病んでしまったりしたとしても、責めることはできません。
こんなマンガがあり、Yahooニュースになっていました。
Yahooニュース 受験生の親は子供の合格を祈るべきではない納得のワケ
私も同感です。私も娘に対しては、合否どっちでもいいと思っていました。結果がどうなったとしてもフォローできるよう準備はしましたが、娘自身の課題なので親としてはどっちでもよかったのです。親の心配を子どもに上乗せして親のためにも頑張ってもらおうとして足を引っ張る愚は犯さないように気をつけました。私自身も、私の親が干渉してこないよう、受験する大学は受験直前まで言わずにいました。父親がそういうタイプだと見抜けていたからです。
私の自宅の部屋のドア近くに、目線の高さに、こんな紙を貼っています。
貼ってから、もう、10年くらいになると思いますが、毎日部屋を出入りするたびに見ています。同じように貼った別の紙は剥がれていくのに、不思議とこの紙だけは残っています。
BENBUを始める前は、自分自身に覚悟を問い続けるものでした。本当にやる気があるのかを確認するために、睡眠時間を最大限に削って深夜のパン工場のアルバイトを休みなく続け昼間は家庭教師3件とトライでの教室指導を入れて働き続け、Z会の東大京大コースの添削も最大量こなし(数学・物理)、寝不足で呆けて疲れたアタマで開成中学の入試問題を初見でその場で解説する修行のような生活を半年以上続けました。なぜ初見ですぐに解説できるのか保護者の方には不思議がられましたが、背中にしっかり汗をかきながら必死で考えていただけです。パン工場の残業で帰宅が昼の11時頃になり、入浴後家庭教師の出発まで30分しか取れずその日はその睡眠時間でまた夜中まで働き帰宅後パン工場に向かったこともありました。パン工場で働いている人たちがいい人ばかりだったおかげで毎日楽しく疲労を感じませんでした。工場のできたてパンを格安で買って帰ることができたので家の中までパンの香りに満ちていた日々でした。添削の締切に間に合いそうになく、妻に土浦郵便局の夜間窓口まで送ってもらいながらも車の中で添削を続け(手書き添削を担当していました)、締切日に静岡まで届く最終便にギリギリに間に合ったことは、今ではとてもいい思い出になっています。その日はそのままパン工場まで送ってもらいました。充実しすぎて目覚めているのか夢の中にいるのかがわからない状態が続いた日々でした。
BENBUを始めてからは、覚悟を問い続けるとともに初心を忘れないための掲示になっています。BENBUを始める前の思いや始めてから起こったいろいろなことに対する感情がこの紙に染みこんでいます。部員ごとに最適となるよう異なる対応を続けていますが、一人一人のことを考えることは結構大変です。月末には翌月の継続意思を示してくれた部員につき、翌月の対応を一人一人について考えていますが、これもかなりの時間がかかります。感謝の気持ちとともに覚悟がなければできません。
BENBUをいつまで続けるのかはわかりません。
通ってくれている部員がいる限りは続けたく思っていますが、体力がどこまでもつかはわかりません。
厚労省が設定している1か月間の残業時間の労災認定基準値の2倍以上(240時間以上)でずっと過ごしてきていますので、体調が悪くなってもおかしくはないのですが、健康診断ではほぼ問題がなく、BENBUにいる15時間くらいはずっと立ちっぱなしで、懸垂マシンでもほとんどの部員に勝てるくらいの筋力・体力があるので、まだまだ大丈夫そうです。祖父直伝の指圧や鍼灸(鍼灸は自分にしかしません)や呼吸法などの効果があるのかも知れませんが、比較対象がないのでわかりません。メールの返信やLINE質問への回答のあと、毎日2時間ほどかけて掃除をしています。2時間でも十分とは言えないのですが、朝になってしまうのでできる範囲にとどめています。トイレ掃除は特に重視しています。建物管理会社が業者に週3回のトイレ掃除を委託してくれているのですが、気持ちよく使ってもらうためには毎日の掃除が必須だと思っています。この掃除がキツくてできなくなってきた頃が目安になりそうです。外部委託を考えたこともありましたが、真夜中に来てくれる業者はほぼなく、たまたま来てくれた筑波大生のアルバイターは、生徒の机拭きと床のモップ掃除だけですぐに音を上げて(ねをあげて)ドタキャンを繰り返すようになったので辞めてもらいました。十分すぎる時給にさらに上積みしても効果はありませんでした。社会人ではないので仕事に対する考え方が甘すぎ、お金を稼ぐことの大変さを何も知らないだけなのですが、外部委託に期待できないことを納得させてくれた点は感謝しています。マンガが原作の「闇金ウシジマくん」の映画がお金を稼ぐ姿勢を正してくれるので好きなのですが、その3作目の最後で、債務者がウシジマくん(山田孝之)に尋ねて答えるシーンがあります。
「どうしてこんなキツイ仕事を続けてるんですか?」
「食うためだ」
格好をつけるのではなく、こういう原始的な思いと姿勢を大切にしたく思います。
BENBUに通ってくれた生徒には、自分で満足できる人生を送ってもらいたいです。他人に自慢して承認欲求を満たす生き方ではなく、他人の目や評価を気にしてやりたいことを我慢するだけの生き方でもなく、自分で自分を尊敬できるような生き方をしてもらいたいです。そうなるために、自発的に積極的に勉強する姿勢を身につけ、流されずに自分のアタマで考える人になってほしいです。そういう人しか社会から求められないと思いますし、前向きに努力を続けられる人は運もどんどん良くなっていくと思います。
私は私自身をほめることができるように、残った時間を充実させていきます。それができる環境と、支えてくださったり応援してくださったりする方々に感謝しつつ、誤解されても批判されても自分がやるべきだと判断したことを淡々と実行し続けます。
https://tsukuba-benbu.com/
https://benbu-tsukuba.com/
難関大 医歯薬合格へ導く全科目指導のBENBU
英語 数学 物理 化学 生物 国語 現代文 古典 古文 漢文 地理 政経 倫理 倫理政経 公共 日本史 世界史 現代社会 情報Ⅰ
高校 大学受験 大学合格 英作文添削 英作文 小論文添削 小論文 全科目 質問 LINE質問 英検
わかりやすい わかる 解ける できる 集中 伸びる 実績
難関大学 医学部 薬学部 法学部 東京大学 東大 東北大学 東工大 科学大 東京医科歯科大学 早稲田大学 慶応義塾大学 一橋大学 お茶の水女子大学 医師 医者 薬剤師 裁判官 検察官 弁護士 法曹 科目間のバランス 1対1 授業 個別指導 学習塾 BENBU つくば市竹園 つくば市 竹園 べんぶ ベンブ
夏休みはあっという間に終わり、気づいたら9月の下旬です。いつの間にか気温も下がり過ごしやすくなっています。
BENBUではお盆でも大半の部員が来てくれて、いつもと変わらず勉強していました。
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志望校の過去問につき自分で書いた答案を、数学でも現代文でも小論文でも英作文でも英文要約でも世界史論述でも日本史論述でも添削してもらえる塾はほとんどないと思います。単におかしな点を指摘するだけの添削ではなく、書いてくれている流れでどう書けばよいのか、書きたかったことを文字にすればどうなるのかを参考例として作成して添付します。ここまでする添削は他塾や高校ではないはずです。社会の論述では出題意図を汲み取った解答例も提示します。
科目ごとのバランスについてアドバイスしてくれる塾もほとんどないと思います(多くの塾では科目ごとに別の講師なのでその生徒の理解度はテストの点数でしか把握できていません)。
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また、大学ごとに難易度や出題の仕方、問題を通して測っている適性が異なり、過去問の十分な検討が必要ですが、受験生が一人でこなすには限界があります。入試問題は大学が「こういう生徒にきてほしい」というメッセージであり、大学が受験生を選別するための基準です。単純に学力を測っているだけではありません。大学ごとに生徒ごとに必要なアドバイスやヒントは異なりますが、それを提供できる塾は多くないと自負していますし、私自身も努力を継続しています。受験直前までずっと集団授業をしている塾に通っている生徒は、徐々に違和感を覚えるようになり、結局は定期テスト対策だけの補習塾だったと気づくようになります。その塾の「実績」はもともとできる生徒を集めた結果にすぎなかったのです。集団授業をすることはカンタンです。一定の範囲を予習して準備すれば大学生でもできます。しかし質問対応となるとできる講師は限られます。1対1や1対2の個別指導塾を見学させてもらったことがありますが講師レベルに唖然としてしまいました。質問対応は形だけで容易な問題に限られていました。その塾の講師募集の時給を見れば講師のレベルを推測できるとおもいます。
メンタル面で落ち込んでしまうことも受験生にはよくあることですが、それに対応できる塾も多くはありません。
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BENBUの講師は文系・理系問わず全科目についてその場で質問に対応していますが、これは特殊能力でも偉いわけでもありません。勉強しさえすればそうなれます。その生きた見本として目の前に提示しています。ただこうなるためには時間はかかります。
高校生には十分な時間がありません。3年間でマスターするには過剰な量・難易度の学習内容になっています。ただでさえ足りない時間を、学校行事や教師の無意味な雑談・叱責、生徒の事情を考えずに理系選択者に世界史を必修とし文系選択者に数Ⅲを強要するカリキュラムなどで多くの時間が奪われます。部活動をしている人は勉強に使える時間がかなり減ります。ですので、文系か理系かどちらかに絞り、志望校の合格最低点以上を取れるように時間・体力を注ぎ込めば十分です。そのくらいしかできないと思います。
大学生というのは入試で合格最低点以上を取った人というだけであって、受験科目のすべての分野についてしっかりと理解しているわけではありません。県立高校受験時のようにどんな問題でも解けるようになることを目指すと計画が破綻しメンタルが壊れます。とりわけ難関大学・学部の入試対策は県立高校受験の成功体験を捨て去りプライドを捨てて取り組む必要があります。完璧を目指すのではなく、戦略的にその大学の入試で合格最低点以上の点数を取ることを目指すべきです。だからといって手抜きをするというわけではありません。全力で勉強しても時間の制約上そのくらいしかできないという意味です。県立高校受験の成功で自分は賢いなどと勘違いして勉強を手抜きしたりあとまわしにしたりしている人もいますが、大学受験で過去の成功は消え去り幻想に溺れていたことに気づきます。県立高校受験の成功は、実はどうでもいいくらいに小さなことにすぎません。中学卒業までに数Ⅲまで1周終えている生徒が都内を中心にごろごろいて、そうした人たちが難関大学・学部を目指す世界に、高校に入学して初めて高校数学に触れ3年近くかけてようやく1周するような生徒が普通に張り合えると考えるのは不遜すぎます。時間は足りません。ですが、不得意な分野のすべてを潰す必要はなく、解けない問題のすべてを解けるようにする必要もなく、ただ合格最低点に必要な点数を取れるように実力をつけていけば、志望校の定員の中に入る込むことは可能です。合否は総合得点で決まりますので、1科目の1分野にこだわったところでプラスにはなりません。苦手意識を持つ人ほど完璧主義に陥りがちですが、それは合格を自ら遠ざけるだけです。もちろん、BENBUで遠慮なく質問をしてもらえばいいのですが、こだわりすぎず時間をかけすぎないように、科目間のバランスを崩さないように勉強を進めていただきたいです。質問に回答しつつそうしたアドバイスもしています。
BENBUは頑張ろうとする人を全力で応援します。頑張りたい気持ちがまったくないのに親に強要されている人は応援できません。
精神面で幼すぎて部活動やゲームが生活のすべてになっており将来のことを考えられない人を勉強に向かわせることは、残念ながらできません。小学校の低学年くらいまでに好奇心を育てられる機会が少なかった場合、自ら勉強しよう、自分で調べてみよう、やってみようという意欲が湧きづらいです。そうなってしまっている人を、2、3か月で勉強に燃える人に変えてもらいたいという要望には、応えることができません。
中学受験で親に怒鳴られながら泣く泣く勉強に向かっていた人は、勉強すること自体が嫌なことになっていますので、高校で成績が悪くなっていてもBENBUでそれを改善することはできません。親子関係の改善が先ですし、そもそも勉強を強要したこと自体が大間違いです。勉強する子どもになってもらいたければ親が自分で自分の勉強を楽しそうにやり、その雰囲気が伝わるようにすることが効果的です。勉強しないと将来が大変だからといったネガティブな動機付けで強要するのは最悪の方法です。子どもの躾を強要や洗脳と混同すると、親に跳ね返ってきます。
受験を終えたら遊べるから今はガンバレと言われながら中学・高校受験をしてきた人が、入学後に、さらに勉強しなくてはならない現実に直面し、「嘘だったじゃないか!」とだまされていたことに悲しみ意欲をなくしたり病んでしまったりしたとしても、責めることはできません。
こんなマンガがあり、Yahooニュースになっていました。
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私も同感です。私も娘に対しては、合否どっちでもいいと思っていました。結果がどうなったとしてもフォローできるよう準備はしましたが、娘自身の課題なので親としてはどっちでもよかったのです。親の心配を子どもに上乗せして親のためにも頑張ってもらおうとして足を引っ張る愚は犯さないように気をつけました。私自身も、私の親が干渉してこないよう、受験する大学は受験直前まで言わずにいました。父親がそういうタイプだと見抜けていたからです。
私の自宅の部屋のドア近くに、目線の高さに、こんな紙を貼っています。
貼ってから、もう、10年くらいになると思いますが、毎日部屋を出入りするたびに見ています。同じように貼った別の紙は剥がれていくのに、不思議とこの紙だけは残っています。
BENBUを始める前は、自分自身に覚悟を問い続けるものでした。本当にやる気があるのかを確認するために、睡眠時間を最大限に削って深夜のパン工場のアルバイトを休みなく続け昼間は家庭教師3件とトライでの教室指導を入れて働き続け、Z会の東大京大コースの添削も最大量こなし(数学・物理)、寝不足で呆けて疲れたアタマで開成中学の入試問題を初見でその場で解説する修行のような生活を半年以上続けました。なぜ初見ですぐに解説できるのか保護者の方には不思議がられましたが、背中にしっかり汗をかきながら必死で考えていただけです。パン工場の残業で帰宅が昼の11時頃になり、入浴後家庭教師の出発まで30分しか取れずその日はその睡眠時間でまた夜中まで働き帰宅後パン工場に向かったこともありました。パン工場で働いている人たちがいい人ばかりだったおかげで毎日楽しく疲労を感じませんでした。工場のできたてパンを格安で買って帰ることができたので家の中までパンの香りに満ちていた日々でした。添削の締切に間に合いそうになく、妻に土浦郵便局の夜間窓口まで送ってもらいながらも車の中で添削を続け(手書き添削を担当していました)、締切日に静岡まで届く最終便にギリギリに間に合ったことは、今ではとてもいい思い出になっています。その日はそのままパン工場まで送ってもらいました。充実しすぎて目覚めているのか夢の中にいるのかがわからない状態が続いた日々でした。
BENBUを始めてからは、覚悟を問い続けるとともに初心を忘れないための掲示になっています。BENBUを始める前の思いや始めてから起こったいろいろなことに対する感情がこの紙に染みこんでいます。部員ごとに最適となるよう異なる対応を続けていますが、一人一人のことを考えることは結構大変です。月末には翌月の継続意思を示してくれた部員につき、翌月の対応を一人一人について考えていますが、これもかなりの時間がかかります。感謝の気持ちとともに覚悟がなければできません。
BENBUをいつまで続けるのかはわかりません。
通ってくれている部員がいる限りは続けたく思っていますが、体力がどこまでもつかはわかりません。
厚労省が設定している1か月間の残業時間の労災認定基準値の2倍以上(240時間以上)でずっと過ごしてきていますので、体調が悪くなってもおかしくはないのですが、健康診断ではほぼ問題がなく、BENBUにいる15時間くらいはずっと立ちっぱなしで、懸垂マシンでもほとんどの部員に勝てるくらいの筋力・体力があるので、まだまだ大丈夫そうです。祖父直伝の指圧や鍼灸(鍼灸は自分にしかしません)や呼吸法などの効果があるのかも知れませんが、比較対象がないのでわかりません。メールの返信やLINE質問への回答のあと、毎日2時間ほどかけて掃除をしています。2時間でも十分とは言えないのですが、朝になってしまうのでできる範囲にとどめています。トイレ掃除は特に重視しています。建物管理会社が業者に週3回のトイレ掃除を委託してくれているのですが、気持ちよく使ってもらうためには毎日の掃除が必須だと思っています。この掃除がキツくてできなくなってきた頃が目安になりそうです。外部委託を考えたこともありましたが、真夜中に来てくれる業者はほぼなく、たまたま来てくれた筑波大生のアルバイターは、生徒の机拭きと床のモップ掃除だけですぐに音を上げて(ねをあげて)ドタキャンを繰り返すようになったので辞めてもらいました。十分すぎる時給にさらに上積みしても効果はありませんでした。社会人ではないので仕事に対する考え方が甘すぎ、お金を稼ぐことの大変さを何も知らないだけなのですが、外部委託に期待できないことを納得させてくれた点は感謝しています。マンガが原作の「闇金ウシジマくん」の映画がお金を稼ぐ姿勢を正してくれるので好きなのですが、その3作目の最後で、債務者がウシジマくん(山田孝之)に尋ねて答えるシーンがあります。
「どうしてこんなキツイ仕事を続けてるんですか?」
「食うためだ」
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BENBUに通ってくれた生徒には、自分で満足できる人生を送ってもらいたいです。他人に自慢して承認欲求を満たす生き方ではなく、他人の目や評価を気にしてやりたいことを我慢するだけの生き方でもなく、自分で自分を尊敬できるような生き方をしてもらいたいです。そうなるために、自発的に積極的に勉強する姿勢を身につけ、流されずに自分のアタマで考える人になってほしいです。そういう人しか社会から求められないと思いますし、前向きに努力を続けられる人は運もどんどん良くなっていくと思います。
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https://tsukuba-benbu.com/
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