共テ本番です

受験生みんなが、部員であってもなくても、それぞれの実力をしっかり発揮してくれるよう、祈るのみです。
本番前日までは伴走できますが、本番は本人だけの世界になります。頼れるのは自分だけ、ということをはっきり自覚できる時です。
これからの人生で核になる気づきになります。恐れても不安になっても、自分を信じて進むしかありません。気持ちをどうもっていくか、自分の感情をどうコントロールすればいいか、その重要性を全身で感じることができる機会です。

来年受験する2年生には「受験すること」が現実のものとして実感できるようになったようです。不安で泣いてしまう人もいるくらいです。これまで集団授業の補習塾に通っていて、その塾の中でまあまあの成績でいれば有名大学や医学部には行けるかなとのんきに思っていた人が、現実の厳しさに気づき始める時期です。高校の授業についていって定期テストをなんとかしのいでいれば行きたい大学に行ける、なんていうことはありません。補習塾で定期テストの過去問や和訳をもらってその場しのぎで点数を上げたところで、大学受験には何の意味もないどころか、時間・労力の大きな損失となります。定期テスト対策に力を入れすぎると、テスト期間を含めて3週間を狭い範囲の勉強に費やし、年に7回(模試は10回以上)分で3年間に3×7×3 = 63週間対策をしていることになります。1年間は52週間ですから、3年間のうち1.2年も費やしていることになります。模試の対策まですればさらに増えます。残りの時間で新しいことを学ぶわけですが、これでは間に合うはずもありません。

こういうことを書くと、他塾や高校を批判しているとか、悪口を書いているとか言われることがあるのですが、他塾や高校のことはどうでもいいです。他塾をけなしてBENBUに生徒を集めようなどとは思っていません。ありがたいことに広告を控えているくらいに生徒に恵まれていますので、他塾の生徒に来ていただいても受け入れることが難しいです。
私が言いたいのは生徒に対してです。生徒に問いたいのは、日々、実力がついているのかどうか、志望校合格に向けての勉強ができているかどうか、です。定期テストの点数やその結果としての学年順位など、どうでもよいのです。探求や個人研究など、ごっこに過ぎない(人によっては親がかりの)「研究」など、どうでもいいのです。部活動も所詮遊びに過ぎません。
塾選びにおいて、知人の多くが通っているからとか、すごくできる人も通っているから、といった思考停止状態で選択をしている人が多いです。大学受験においては、多数派となるのは不合格者です。まわりと一緒にしていれば安心というのは、県立高校受験だけの話です。すごくできる人は、その塾の授業はどうでもよくて特待生扱いで安く自習室を確保できるからという場合が少なくないはずです。あるいは高校だけでなく塾でもプライドを満たせるからという人もいるかも知れません。そもそも高校の学習内容を口頭の授業で伝えて高度なレベルに持ち上げることは時間的に絶対的に不可能ですし、それが週に1回や2回のせいぜい2時間授業ならば100%無理です。英文法などは関正生先生の「真・英文法大全」を繰り返し読み問題集を解けば半年以内にしっかり身につけることができます。英文法にしても長文読解にしてもだらだらと薄い内容を1年間もかける意味がありません。生徒のためではなく塾の利益のためのカリキュラムだったと気づいたときには、時間的に手遅れになっています。よく検討していただきたいです。
スポーツや芸術方面に進むことを決めている人ならば、脇目もふらずに練習に励み没頭しています。部活動を完全に否定するわけではないですが、それを通して得られるものよりも、それによって失う機会・成長の方が大きく、生徒によっては勉強からの逃避で時間つぶしをしているだけのことがあって、本当に意味があるのか、きちんと考えるべきだと思うのです。難関大学や医学部・獣医学部など難関学部を目指される人は、スポーツや芸術方面に進む人たちと同じく覚悟を決めて、しっかり勉強し、自分の能力自体を高める毎日を送ってもらいたいです。実力をつけるには大量の時間が必要です。脳内のシナプス結合を増やしていくには思考や記憶を繰り返し脳が成長していくための時間が必要です。潜在能力を顕在化させるためにも努力を重ねる膨大な時間が必要です。部活動に時間と体力を注ぎ込み、残りかすの時間と体力でなんとか間に合わせることができるなどと、うぬぼれないでほしいです。3年生の秋に絶望するだけです。

2年生以下の生徒が共テの同日模試などを受けられる場合がありますが、少なくともその範囲の全体を学び終えて問題集を繰り返し解き終えていない限りは、時間のムダになります。同日模試を受けて現時点での実力をチェックしよう、などというのは予備校の集客戦略による勧誘にすぎません。受けさせて思ったほど点が取れないことにショックを受けた生徒に講座の受講を勧める手口です。教師が勧めているならば、その教師は受験勉強の全体像が見えていない人です。
これまで学んできて、どのくらいできるようになっているかを確認したい気持ちはわかりますが、共テはただの通過点にすぎません。志望校の過去問を解けるレベルの実力を養わなければなりません。そのための時間が少ないので、共テで解ける問題があったとか何点取れたとか、意味がありません。

高校受験までと、大学受験とは、量的にも難易度的にも全然異なるものです。しかも、時間が足りません。3年の1月に受験が始まりますので、入学してから勉強できる期間は2年9か月です。過去問の検討はできれば3年の9月からしておきたいので、学び終えるための期間は2年5か月です。 上述の定期テスト対策を63週間行ったとすると、残りは1年と1か月ちょっとです。都内の私立高校生などが先取り学習をどんどん進め、早い人は中学生のうちに高校数学を一通り終えるのは、戦略として妥当です。難関大学・学部を目指す人は、こうした人たちと競争することになると常に意識しておいてほしいです。



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