ゲーム依存のままでは入部をお受けできません

入部(入塾)を希望されて体験を申し込まれても、お断りせざるを得ない場合があります。
その一つがゲーム依存になっている場合です。
保護者の方が入部を希望されているのにお断りするのは、親の思いがわかるだけにとてもつらいのですが、本人に勉強する気がない以上はBENBUではどうしようもありません。
単純に勉強量が少なかっただけで本人に勉強する意欲があるのならば全力でサポートしますが、ゲーム依存の場合は口先で勉強すると言ったとしてもそれは本心ではなく、結局はゲーム中心の生活が続くだけなので、サポートする意味がありません。

普通の塾では、とりあえず入ってもらって、「勉強されないので伸びないですねー」と言いつつ放置するだけかも知れません。親から要望があれば宿題をどっさり出して、「出しているんですけどやってこられないですねー」とやはり放置するか、小テストで基準点に達しないことを理由に生徒個人のこづかいから『出席者のおやつ代』を強制徴収(こんな塾は腐っていますが)するかになるかも知れません。集団授業では特にそうなりがちです。

そうであれば、BENBUが受け入れればなんとかなるのでは?少なくともBENBUに滞在している間だけでも勉強するのでは?そのうち勉強するようになるのでは?という意見もあるかと思いますが、脳がゲームに支配された状態では、何をしても結局無駄に終わります。わかっていてもやめられないのが中毒であり依存症です。明らかな精神病です。
塾に入ろうものなら、塾に行っているんだから家ではゲームをしていいだろう、と通塾を免罪符に使うでしょう。ゲームをするために我慢して塾に行き、最小限の時間で帰宅して、家でゲームをすることになります。欠席する日も多くなるでしょう。塾に通うことを、家で堂々とゲームをするための口実に利用しているだけです。何も頭に残らず、ただ時間を潰しているだけ、勉強しているフリをするだけになるので、その生徒にも親にもマイナスです。
中には塾に体験に行ったことだけで、親の言うことをきいたんだから、あとは自由にゲームをする、という人もいるかも知れません。

誰にもプラスにならない無駄な時間・労力があるなら、他の部員に振り向けたいです。
BENBUに来てもらっている以上は、その生徒がその生徒なりに勉強に向き合って、学力を伸ばすとともに必要な能力も伸ばしていってもらいたいです。全員が東大を目指せるようになるとか、医学部に入れるようになるとか、そういったことはありませんが、一人一人が最大限に伸びていく環境を用意しています。LINE質問もいつも受け付けており、全部の質問を回答し終えると夜中の3時になってしまうこともありますが、それでも伸びてもらえるならば喜んで時間・労力を割きます。だからこそ、無駄に終わることが明らかな時間の使い方はしたくありません。

高校生でゲーム中毒になってしまっているのは、家庭に問題があったと言わざるを得ません。ゲームを買い与えた時点で依存症の危険性を伝え、使用のルールを決めておくべきでした。中毒になるには、少なくとも1年間くらいはゲームに関し放任状態であったはずです。あるいは次々にゲームを買い与えていたかも知れません。子どもが長期間ゲームに浸る生活を続けていたのに、大学受験が近づいてきてあせって塾に入れたとしても、元の生活(原因)が変わっていなければ、効果はありません。規則正しい生活をし、食事をするのと同じくらい、あたりまえのこととして勉強をする生活ができていなければ、まともな大学には入れません。やるべきことをやらずにゲーム三昧になっていると気づいた時点で、家中のゲームを廃棄しスマホであれば解約することが必要です。そのくらいの強硬手段を採れないのは、依存症に対する認識が甘いせいです。
10代の男子にとっては、ネットワーク対戦のゲーム(オンラインゲーム)が特に危険です。そのゲームの中で実在する他人との間で人間関係ができ、そのゲームの中だけの理想的な人格ができてゲームの中の居場所がとても心地よくなります。称賛されたり実績をあげて自慢したりする快感におぼれてしまいます。ゲームの中の自分とはギャップがありすぎる現実世界には戻りたくなくなります。いわゆるネトゲ廃人へまっしぐらです。
スマホゲームは画面が小さい分、依存症になりづらいと思うのですが、県立高校の上位校であっても、休み時間などにスマホを取り出してゲームに没頭している依存症の生徒もいます。当然に成績は悪いですが「志望校は東大」などと言うことが多いです。勉強していないからこそ大変さがわからずに言えるお気楽な言葉です。高3の後半になって、行ける大学がなく現実世界ではとっくにゲームオーバーになっていたことに気づくのでしょう。
アルコール依存症の患者がなかなかアルコールを断つことができないように、ニコチン中毒の人がタバコがどれだけ値上がりしようとガンになると脅されようと周囲に副流煙被害を与えて早く病気になれと呪いをかけられようと若い人から軽蔑されようとやめられないように、ゲーム依存症からは簡単には脱却できません。ゲームがない環境で規則正しい生活を送るよう誰かが一緒に生活する必要があります。

やることをやった上でゲームを楽しむ分には、何も問題はありません。
実際に社会的に活躍し成果を上げながらもゲーム好きで、たまの休みに自由な時間があればゲームに没頭するという人はたくさんいます。たとえば落合陽一氏(筑波大准教授など肩書多数)は時間ができた夜中に寝落ちするまで友人とゲームをされるようです。
こうした人は、すべてを楽しみすべてに全力を出されているので、ゲームだけに依存するような、つまらない生き方はしていません。ゲーム好きもきっぱりと二極化しています。

子どもがゲーム依存の場合、まずは家庭内でふつうの生活に戻すことから始める必要があります。ふつうに夜に寝て朝起きる生活が定着して心身の健康が回復して、ようやく勉強に着手できるようになります。生活を変えることなく、塾に入れれば勉強が少しでもできるようになると考えるのは、甘いです。親が子どもと直接向き合うことなく、他人にまかせようとする姿勢ではおそらく治りません。親が本気になることが必要です。本気でなく逃げの姿勢でいては子どもは変わりません。
ゲームばかりして成績がひどい状態になっている場合は、病気ですので、塾ではなく病気の治療をお考えください。



昔、勤務していた学習塾に体験に来た生徒に、向いていないから他塾を探すよう伝えたところ、保護者からクレームが入り塾長からも利益を逃すな的な叱責を受けたことがありました。その塾では出来がかなり悪い生徒に毎日でも来るように指導し、その分だけ月謝をとっており(割引なし)、人件費でもともと高い月謝の7倍というとんでもない額を毎月支払っている生徒がいることを知っていたので、そうならないようにしたのですが、保護者の理解は得られなかったようです(BENBUで週7日コースの部員は週1日の月謝の7倍ではなく半額未満[46%3.2日分]にしているのはそうした経験があったためです)。儲ければいいという考え方はおかしいと思いますが、つくばでは昔は塾が少なかったために、こうしたことが日常茶飯事であっても塾は存続できたのでしょう。
BENBUでは、入部されても成績が上がらないことが明白な場合は、入部をお断りします。入部された後でも、BENBU内でスマホゲームをしている所をみかけたならば、重症と判断し強制的に退部していただきます。情状酌量などはなく確定的に一発退部です。この場面では鬼になります。腐ったみかんは周囲のみかんもカビさせるからです。勉強に無関係な動画を見ている場合も同様です。そうした生徒が嫌いだからではありません。かわいそうだなとは思いますし心が痛みますが、お互いに意味がないことが明らかなので断行します。


https://tsukuba-benbu.com/
https://benbu-tsukuba.com/

難関大・医歯薬合格へ導く全科目指導のBENBU
英語・数学・物理・化学・生物・国語・現代文・古典・古文・漢文・地理・政経・倫理・倫理政経・日本史・世界史・情報
高校・大学受験・大学合格・英作文添削・英作文指導・小論文添削・小論文指導・全科目・質問・LINE質問
わかりやすい・集中できる・伸びる・実績
難関大学・医学部・薬学部・法学部・東京大学・東大・東北大学・東工大(科学大)・早稲田大学・慶応義塾大学に実績/医師・医者・薬剤師・弁護士を目指すならBENBU/科目間のバランスに配慮/全科目について質問できる/1対1の授業も受けられる/唯一の個別指導学習塾BENBU/つくば市竹園