近況/筑波山に行ってきました。

5日に休みをいただき、筑波山にのぼってきました。
久しぶりです。

ふだんはよく公園を散歩しますが、やはり筑波山はいいですねー。


移転先のカギを受け取ってから来週で2か月になります。
ただでさえ忙しくなる夏休みもあり、とても濃い期間でした。
旧教室・自習室はカビに悩まされるようになったようです。
老朽化した給水・排水管という時限爆弾もあり、移転は必至でした。
同じ場所で継続するという選択肢はなく、移転できない場合は廃業していたと思います。
物件が空いていたことも含め、とてもラッキーでした。

旧教室は気兼ねなく使える古さ・傷み具合でいろいろ試してみるのにちょうどよかったです。
強風時には勝手にドアが少し開いて換気をしてくれたり、床がぼよんぼよんとたわんだり、
おもしろい仕組みも備えられていて楽しませてもらえました。
立地も良く広さもほどよく、今回の事故およびその後処理は残念でなりません。
私がもし物件の所有者であれば、少なくとも1か月は落ちた天井、床、壁を取り払った状態で
乾燥・防カビ処理をし給排水管の整備をしていたか、
1階部分すべてを設計から作り直して風が通る構造に変えていたと思います。
おそらく業者から乾燥等の提案があっただろうと思うのですが、
湿気が残ったままで閉じられてしまいました。
予想はしていました。だからこそ事故のあった日に見切りをつけたのですが、
予想通りすぎて逆に驚きました。
目先のお金に執着するのではなく10年間のトータルを考えるべきだったと思います。
私にはもう関係のないことなので、これで忘れようと思いますが、経験として有意義でした。


新教室では机をすべて120cm幅の広い机にそろえました。
旧教室で実現したかったことですが、広さの制限ゆえに妥協していました。
新教室になり、かなり広くなったので、広い机でそろえても十分どころか、さらに座席数を増やすこともできました。
これで余裕ができ、お待ちいただいている方をどんどんお受けできるかなと思っていたのですが、
在籍している部員の曜日追加や、体験された方がそのまま入部してくださることが続き、
土日が満席となってしまい、新たに週7日コースをお受けすることができなくなってしまいました。申し訳ないです。


移転後の片付けはほぼ終わりwifiも使っていただけるようになりましたが、
コードを束ねて邪魔にならないようにすることなど、細かな作業は残っています。
忘れていましたが、ホームページも変える予定でした。10月中には変えたいです。
情報が古くなっているので、更新しつつ、word pressを使ったものに変えます。


受験生のみなさんは、入試に向けて徐々に集中度を高め、より長時間の勉強をしていく時期になりますが、
わたしも負けないように努力をしていきます。時間の使い方にもっと工夫が必要です。


体験に来て下さった方や部員に現実を伝えざるを得ない場面も多く経験します。
それがとてもつらいですし、とても疲れます。
土浦一高や竹園高に合格すれば有名大学に入れると勘違いしてしまう人が多過ぎます。
高校合格でほめられすぎて錯覚しプライドがとんでもなく高くなってしまっている人もいます。
全然勉強しておらず授業内容がさっぱりわからなくなっているのに、志望校は最低でも旧帝大などと
言ってしまう人もいます。勉強しておらず何も分かっていないからこそ言える言葉です。
有名大学・難関学部に合格できる生徒は、ほんの一握りにすぎません。
教師が難関大学受験を無責任に勧め、大量の不合格者を出した挙げ句、合否の実績を隠すことに
した高校もあります。
教師自身が難関大学出身でなく受験をよく知らないために起きたものです。
過去の実績は高校のおかげではなく塾等のおかげでした。それを自分たちの力だと誤解したために
起きたものです。業者に「高校の授業をしっかり聞いていれば合格できる」などど講演させて
塾等を排除しようとした当然の結果です。
不合格になった生徒のことを思うと、教師・校長の責任を問い詰めたくもなります。
異動で責任を取らされたのかも知れませんが、その程度で済むことではないと思っています。

県立高校入試で合格したということ自体が、
中学時代に数ⅠAなどを学び終えている都内私立一貫校の生徒たちから1年分以上遅れていることを
意味しています。「高校合格おめでとう」などと言っている場合ではありません。
2年生になってから初めて物理・化学を学び始めるカリキュラムになっている高校もあります。
1年生のときに生物を必修としないと生物を選択する生徒が少なくなりすぎるからかも知れませんが、
受験に不利になることは明らかです。
以前は理系選択者に世界史を必修とし文系選択者に数Ⅲを必修とする意味不明なカリキュラムもありました。
教師のために生徒を犠牲にしているようにしか見えません。
有名大学・難関学部に合格したいならば、高校入学当初から全力で勉強することが必要です。
高校のカリキュラムに頼りすぎず、必要なことを自分で学んでいくべきです。
高校は無意味な宿題を減らし、生徒それぞれが自分に合った勉強をする時間を持たせるべきでしょう。
部活動はしても構いませんが、高校の学習内容をきちんと身につけ、さらに先取りをしているくらいで
あることが前提です。賢い生徒はきちんと見抜いていて、緩い部活動を選択していることが多いです。
部活動で疲れてしまって平日は勉強できないとか、土日は全部部活動でつぶれてしまうとか、
そうした理由で両立ができていないのに有名大学を目指したいと思っているとすれば、
妄想の中にいます。遠くない将来に現実を突きつけられることになります。

もちろん、大学進学がすべてではありません。
いろんな進路があり得ます。それぞれの得意な分野、興味を持てる世界に進まれればいいと思います。
しかし、有名大学・難関学部に進みたいのであれば、高校生活は勉強中心にすることが不可欠です。
それがいやであれば志望を変えればいいだけです。

いちばんまずい過ごし方は、勉強もせず、ゲームや動画視聴にはまって日々を過ごし、
悩むことも将来を考えることもなく、テスト前だけ出そうな事項の丸暗記をし、
漫然と卒業を迎えるというものです。
ゲームは、作り手に遊ばされているだけです。
動画視聴は、作り手側に時間と広告費を献上しているだけです。
そして依存症になっていくだけです。
どうせはまるなら、作り手側になりましょう。
スマホでもパソコンでもプログラミングを始めたり、自分の得意なことで発信を始めたりしましょう。
ずっと受け身のままで高校時代を終えてしまうと、一生そのままになる可能性が高くなります。
受け身な生き方をひっくり返して自らの責任で積極的に生きていく、いちばん手っ取り早い方法が、
勉強することです。
自分の頭で考え、自分の手を動かして、できない、わからない問題・事項を、できる、わかるものに変えていくことです。
プログラミングなども「勉強」に含めていいと思います。
勉強は、たった1つしかない自分の脳を、いろんな角度から鍛えていき、
同時に自分の感情のコントロールも身につけていくことができる、とても有益でコスパの高い行為です。
動物とヒトとを分けて考えた場合に、動物からヒトに成長させてくれる行為です。
高校生の間は勉強中心に生活することができる恵まれた期間なので、これを活かさないのはもったいないです。


共通テストまであと4か月ほどになりました。
そろそろ共通テストの願書を出すことになります。
受験生は当然ですが、2年生も本気になっていて当然の時期になっています。