今期の結果
今年の大学入試が終わりました。
部員の合格大学は、以下のようになっています。
順不同で主に連絡を受けた順に列記します。
(複数人でも大学名は1つにしています)
慶応 商
東京理科 薬・理工・工
関西学院
立命館 法・理工
早稲田 政経・理工
芝浦工
東北医科薬科 医
三重 医
神戸
東北
お茶の水
東京
筑波
日本女子
(抜けがあったらごめんなさい。)
生徒の合格実績を宣伝材料にはしたくないのでこの程度にします。
他塾が生徒の合格実績を宣伝材料にしていることが私には理解できません。
たとえば通っていた生徒が東大に合格したとしても、
その塾に通っているすべての生徒が東大に合格するはずがありません。
その塾が東大に合格させる力を持っていると考えるのは間違いです。
1科目や2科目だけの塾が大学合格実績を謳うことは詐欺に近いことです。
生徒一人一人、能力やそれまでの勉強量、理解度は大きく違っています。
県立高校で東大合格実績を誇っている所は、その陰で何倍もの東大不合格者を
出し実績のために生徒を犠牲にしていますが、そのことは外部にほとんど知られていません。
(5分の1しか合格しないなんて受験を推した教師の責任が問われてもおかしくないです。)
(理系選択者に世界史強制とか、文系選択者に数Ⅲ強制とかやっていることも原因の一つでしょう。)
(合格者数を増やしたいがために、可能性が低くても受験させてしまうように思えてしまいます。)
合格実績にだまされる保護者や生徒が多いことは不思議です。
1等が出た宝くじ売り場に並ぼうとするようなものです。
ひっかかる保護者・生徒がとても多いので、塾はこうした広告手法を変えません。
そして宣伝のために、もともと優秀な生徒を一人でも多く入塾させようと、あの手この手を
使っています。
塾の実績は、生徒を育てたことの成果というより、優秀な生徒を集めた成果と言えるかも知れません。
都内の大手予備校では開成高校などの生徒を無料招待して在籍させていることは有名な話です。
少子化で経営が悪化し、現在はそうした手法は取っていないかも知れませんが、
各予備校の合格実績を合計すると、それぞれの大学の定員の数を超えてしまったことから
一時期問題とされ実態の一部が明らかにされたことがあります。
優秀な生徒はもともと優秀であっただけでなく自分でどんどん勉強を進めていくので、予備校の実績につながります。
開成高校や灘高校の生徒の多くは東大に合格しますが、
中学や高校に入る時点での勉強量・学力がそもそも違っています。
それでもその中で落ちこぼれてしまう生徒も少なくありません。
開成高校に入れば東大に入れる、というわけではないのです。
塾でも同じことです。
難関大学合格者が出たとしても、塾のレベルや環境が優れている証明にはなりません。
今期は文系出身の社会人経験者による医学部合格もありましたが、
だからといって、文系の方も医学部を目指せますよ、さあどうぞ!
などと言うつもりは全くありません。
部員それぞれが全力で勉強して身につけた実力で勝ち取った成果です。
BENBUはその機会・環境を提供したにすぎません。
慶応に合格した部員はあり得ないほど伸びての合格でしたが、
障害がいろいろあったにもかかわらず、あり得ないほどの努力を続けたからこその成果です。
BENBUの成果ではなく、この部員自身の成果です。
そもそも「どこかの塾に入れば実力が伸びる」と思うこと自体が幻想で、
そう思っている限りは伸びません。他力本願では何もならないのです。
ただ、今期においては、本来高3生を受け入れないはずの時期に例外的に1名だけ受け入れました。
部員の親友で相談に乗ってあげてほしいと頼まれたため、満席状態の中、席や時間帯をやりくりしてなんとか実現し、
神戸大などへの合格につなげることができました。奇跡的な合格です。
その「例外さん」はずっと他塾(2箇所)で勉強していて、全科目で伸び悩んでいました。
他塾の教材や進め方では、今年の合格はなかったと思います。実績の数に加えないでもらいたいです。
定期テストの成績が上がることと大学に合格することとは相関があるだけで、
テストで点数をとったからといって実力がついたとは限りません。受験する大学ごとの対策も不可欠です。
こうしたことを考えると、塾は選ぶ必要があるのかなとも思いますが、
それでも、本人に意欲がなければ何も始まりません。
また、通っていた塾をやめることを躊躇し、まるで洗脳されたかのようでした。
成績が上がらなくても離れられない、そういう持っていきかた、話し方をしているのかも知れません。
受験が目前に迫ってきてようやく目が覚めて、本来やるべきことだけに専念するようになりました。
やるべきことを、きちんとやれば、きちんと結果が返ってきた、ただそれだけのことです。
どこの塾に通っていようが、変わりません。
BENBUに入れば難関大学や医学部に合格できる、ということではありません。
この例外さんのようなことは、奇跡であって、それをあてにしてはいけません。
多少はBENBUの運を使えることもあるかも知れませんが、
BENBUではあたりまえのことを、あたりまえに実行してもらっているだけです。
重要なのは、本人が努力すること、ただそれだけです。努力しない人には運も味方しません。
大学受験を通して、努力を継続することを生き方として身につけておいてほしいと願っています。
大学合格はゴールではなく、
入った大学でさらなる努力を重ねていって自分の納得のいく人生に近づいていく、
その出発点の一つであるとともに、
その場所で出会う人・出会う知識とともに一時期を楽しく過ごす環境への入場許可にすぎません。
つまり、
大学合格後も努力を継続することが当然の前提になっていて、
合格しさえすれば人生は成功なんだ、などというわけでは決してないのです。
合格しさえすればすべてオッケーと錯覚している人は、大学合格をピークとして後はただ下り坂を
転がっていくだけの人生となります。
高校でもそういう錯覚に陥った人を見てきたはずです。
勉強そっちのけでゲーム三昧になっていた人もいたと思います。
大学合格後にそうした人たちと同類にならないように気をつけてほしいです。
親の目が届かなくなり、自由度が増え、誘惑も増えますので、自律が必要です。
BENBUでは志望校合格に向けて、努力し工夫して、解けなかった問題を解けるようにし、
理解できなかったことを理解していったことと思いますが、その過程はふり返ればとても楽しかったはずです。
日々体調や学校の課題などに左右されながらも全力で臨んだ日々はとても充実していたはずです。
これからの人生も、努力や工夫を重ねて、楽しく充実したものにしていってもらいたいです。
自分の目標・理想を更新しながら、その実現に向け、今できることを、楽しみながらしていってください。
今期が終わってしまいましたが、
心にずっとひっかかっている生徒がいます。
その生徒のスリッパはずっと処分できずにいました。
コロナ禍で親が失業したためにBENBUに通えなくなっただけでなく
生活全般に非常に大きな影響を受けました。
今年受験する予定でしたが、受験できたかどうかもわかりません。
現在どこでどういうふうに過ごしているのかもわかりません。
どうか、笑顔のある日々を過ごしていてほしいと、切に願っています。
そんな生徒もいる中で、大学に進むことができることは、どれだけしあわせなことか、
どれだけ恵まれていることか、考える瞬間があってもいいかなと思います。
BENBUでは、その生徒に対し、何もできませんでした。
とてもやる気があり頑張っていただけに、何か方法はなかったのか、今でも時々考えます。
そうした生徒もサポートできることを目指してもいいのかも知れません。
この先10年間、体が動くならば10年後に実現できなくもありません。方向が少し変わります。
継続検討案件です。
部員の合格大学は、以下のようになっています。
順不同で主に連絡を受けた順に列記します。
(複数人でも大学名は1つにしています)
慶応 商
東京理科 薬・理工・工
関西学院
立命館 法・理工
早稲田 政経・理工
芝浦工
東北医科薬科 医
三重 医
神戸
東北
お茶の水
東京
筑波
日本女子
(抜けがあったらごめんなさい。)
生徒の合格実績を宣伝材料にはしたくないのでこの程度にします。
他塾が生徒の合格実績を宣伝材料にしていることが私には理解できません。
たとえば通っていた生徒が東大に合格したとしても、
その塾に通っているすべての生徒が東大に合格するはずがありません。
その塾が東大に合格させる力を持っていると考えるのは間違いです。
1科目や2科目だけの塾が大学合格実績を謳うことは詐欺に近いことです。
生徒一人一人、能力やそれまでの勉強量、理解度は大きく違っています。
県立高校で東大合格実績を誇っている所は、その陰で何倍もの東大不合格者を
出し実績のために生徒を犠牲にしていますが、そのことは外部にほとんど知られていません。
(5分の1しか合格しないなんて受験を推した教師の責任が問われてもおかしくないです。)
(理系選択者に世界史強制とか、文系選択者に数Ⅲ強制とかやっていることも原因の一つでしょう。)
(合格者数を増やしたいがために、可能性が低くても受験させてしまうように思えてしまいます。)
合格実績にだまされる保護者や生徒が多いことは不思議です。
1等が出た宝くじ売り場に並ぼうとするようなものです。
ひっかかる保護者・生徒がとても多いので、塾はこうした広告手法を変えません。
そして宣伝のために、もともと優秀な生徒を一人でも多く入塾させようと、あの手この手を
使っています。
塾の実績は、生徒を育てたことの成果というより、優秀な生徒を集めた成果と言えるかも知れません。
都内の大手予備校では開成高校などの生徒を無料招待して在籍させていることは有名な話です。
少子化で経営が悪化し、現在はそうした手法は取っていないかも知れませんが、
各予備校の合格実績を合計すると、それぞれの大学の定員の数を超えてしまったことから
一時期問題とされ実態の一部が明らかにされたことがあります。
優秀な生徒はもともと優秀であっただけでなく自分でどんどん勉強を進めていくので、予備校の実績につながります。
開成高校や灘高校の生徒の多くは東大に合格しますが、
中学や高校に入る時点での勉強量・学力がそもそも違っています。
それでもその中で落ちこぼれてしまう生徒も少なくありません。
開成高校に入れば東大に入れる、というわけではないのです。
塾でも同じことです。
難関大学合格者が出たとしても、塾のレベルや環境が優れている証明にはなりません。
今期は文系出身の社会人経験者による医学部合格もありましたが、
だからといって、文系の方も医学部を目指せますよ、さあどうぞ!
などと言うつもりは全くありません。
部員それぞれが全力で勉強して身につけた実力で勝ち取った成果です。
BENBUはその機会・環境を提供したにすぎません。
慶応に合格した部員はあり得ないほど伸びての合格でしたが、
障害がいろいろあったにもかかわらず、あり得ないほどの努力を続けたからこその成果です。
BENBUの成果ではなく、この部員自身の成果です。
そもそも「どこかの塾に入れば実力が伸びる」と思うこと自体が幻想で、
そう思っている限りは伸びません。他力本願では何もならないのです。
ただ、今期においては、本来高3生を受け入れないはずの時期に例外的に1名だけ受け入れました。
部員の親友で相談に乗ってあげてほしいと頼まれたため、満席状態の中、席や時間帯をやりくりしてなんとか実現し、
神戸大などへの合格につなげることができました。奇跡的な合格です。
その「例外さん」はずっと他塾(2箇所)で勉強していて、全科目で伸び悩んでいました。
他塾の教材や進め方では、今年の合格はなかったと思います。実績の数に加えないでもらいたいです。
定期テストの成績が上がることと大学に合格することとは相関があるだけで、
テストで点数をとったからといって実力がついたとは限りません。受験する大学ごとの対策も不可欠です。
こうしたことを考えると、塾は選ぶ必要があるのかなとも思いますが、
それでも、本人に意欲がなければ何も始まりません。
また、通っていた塾をやめることを躊躇し、まるで洗脳されたかのようでした。
成績が上がらなくても離れられない、そういう持っていきかた、話し方をしているのかも知れません。
受験が目前に迫ってきてようやく目が覚めて、本来やるべきことだけに専念するようになりました。
やるべきことを、きちんとやれば、きちんと結果が返ってきた、ただそれだけのことです。
どこの塾に通っていようが、変わりません。
BENBUに入れば難関大学や医学部に合格できる、ということではありません。
この例外さんのようなことは、奇跡であって、それをあてにしてはいけません。
多少はBENBUの運を使えることもあるかも知れませんが、
BENBUではあたりまえのことを、あたりまえに実行してもらっているだけです。
重要なのは、本人が努力すること、ただそれだけです。努力しない人には運も味方しません。
大学受験を通して、努力を継続することを生き方として身につけておいてほしいと願っています。
大学合格はゴールではなく、
入った大学でさらなる努力を重ねていって自分の納得のいく人生に近づいていく、
その出発点の一つであるとともに、
その場所で出会う人・出会う知識とともに一時期を楽しく過ごす環境への入場許可にすぎません。
つまり、
大学合格後も努力を継続することが当然の前提になっていて、
合格しさえすれば人生は成功なんだ、などというわけでは決してないのです。
合格しさえすればすべてオッケーと錯覚している人は、大学合格をピークとして後はただ下り坂を
転がっていくだけの人生となります。
高校でもそういう錯覚に陥った人を見てきたはずです。
勉強そっちのけでゲーム三昧になっていた人もいたと思います。
大学合格後にそうした人たちと同類にならないように気をつけてほしいです。
親の目が届かなくなり、自由度が増え、誘惑も増えますので、自律が必要です。
BENBUでは志望校合格に向けて、努力し工夫して、解けなかった問題を解けるようにし、
理解できなかったことを理解していったことと思いますが、その過程はふり返ればとても楽しかったはずです。
日々体調や学校の課題などに左右されながらも全力で臨んだ日々はとても充実していたはずです。
これからの人生も、努力や工夫を重ねて、楽しく充実したものにしていってもらいたいです。
自分の目標・理想を更新しながら、その実現に向け、今できることを、楽しみながらしていってください。
今期が終わってしまいましたが、
心にずっとひっかかっている生徒がいます。
その生徒のスリッパはずっと処分できずにいました。
コロナ禍で親が失業したためにBENBUに通えなくなっただけでなく
生活全般に非常に大きな影響を受けました。
今年受験する予定でしたが、受験できたかどうかもわかりません。
現在どこでどういうふうに過ごしているのかもわかりません。
どうか、笑顔のある日々を過ごしていてほしいと、切に願っています。
そんな生徒もいる中で、大学に進むことができることは、どれだけしあわせなことか、
どれだけ恵まれていることか、考える瞬間があってもいいかなと思います。
BENBUでは、その生徒に対し、何もできませんでした。
とてもやる気があり頑張っていただけに、何か方法はなかったのか、今でも時々考えます。
そうした生徒もサポートできることを目指してもいいのかも知れません。
この先10年間、体が動くならば10年後に実現できなくもありません。方向が少し変わります。
継続検討案件です。