息子に”勉強させる”とはどういうことか

動画の紹介です。
大愚和尚の一問一答というYouTube番組です。
息子に勉強させるとはどういうことか

タイトルに関心のある方はご覧ください。大愚和尚への質問の回答です。
約1時間かかりますが、PCであれば動画右下の設定ボタンで再生速度を変えることができます。
スマホでご覧になる方は、なにかの作業をされながら聞かれるといいと思います。

相談内容は、
13歳の息子が勉強しないので、親としてどうすればいいか、ということです。
相談者の息子さんが、現在のクラスから落とされそうで、本人は落ちたくないと言うけれど、
家では声をかけない限りスマホゲームに興じてしまうそうです。


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子どもが全然勉強しないから、BENBUに入れたいと考えられる保護者の方もいらっしゃいます。
しかし、ゲームに逃避しているような方は、BENBUには合いません。
勉強したくない人を強制的に勉強させる塾ではないからです。
BENBUに入っていただくためには、本人の勉強したいという気持ちがあることが必須です。
この気持ちがある限りは全力で応援させていただきます。
駿台模試で全国1位の部員もいますし、落ちこぼれ寸前の部員もいますが、
勉強したい、伸びたいという気持ちがある人ばかりです。
この気持ちがない人とは一切関わりません。私の命のムダ遣いになるからです。

本人が「勉強したくない」と思っているのに、学力を上げることは100%不可能です。
どんな塾に入れても同じでしょう。超スパルタ塾に入れても、いやいややるだけで、実力は伸びません。

どうしてもという場合には、「勉強したくない」と思うようになった原因に遡ることになります。
プライベートな事情に深入りすることになるとともに、時間・労力がかかるために大変な高額となりますが、
それほど大変なことと思っていらっしゃらない方が多いはずです。
塾に放り込んでおけばなんとかなるだろう、なんとかしてくれるだろうと、高をくくる方の子どもがこうなっていることが多いです。

個別指導だから、勉強しない子どもも勉強するように仕向けてくれる、と思われるのは誤解です。
子どもの躾まで塾に押しつけられても、親子関係に問題がある場合には、何も改善しません。
幼少期からの育て方に問題がある場合も同じです。親の愛情表現がまちがっている場合も同じです。
お金を出せばいいんだろ、というのは違います。
根深い心の問題の解決が必要であり、それは親子間でしか解決できないものです。

以前に、ゲーム中毒で、親がゲーム機を隠しても夜中に家中を探し回ってゲームをしていた部員がいました。
本人はBENBUに来ている時だけは勉強しているように振る舞っていましたが私が見抜けないはずがありません。
保護者にも伝えていましたが、その後、その保護者がスマホの新機種を子どもに買い与えてしまいましたので、
この親の元では子どもの改善は見込めないと判断し、強制的に退部していただきました。
もしかすると、子どもが暴力的に新機種を要求していたかも知れません。
いずれにしましても親子とも精神医学的治療が必要なレベルであり、親子間で解決すべき問題ですので、
BENBUは関わることができません。