英作文の通信添削をはじめます(部員以外の高校生に向けて)。


<対象>   <添削申込みの方法>   <料金>   <添削例>

BENBUに入らないままで、自由にご利用いただけます。
英作文の添削に困っている方は、ぜひご活用ください。


<対象>
高校生が作成した入試問題または問題集の英作文または英訳です。
英検などの検定試験の問題は除きます。
大学生、社会人は対象外です。


<添削申込みの方法>
書かれた英作文と問題文の写真(できるだけ鮮明なもの)をメールに添付して
下記アドレス宛お送り下さい。原則として入試問題の英作文または英訳問題とします。
また料金は、アマゾンギフト券でお支払いください(下記<料金>参照)。
メールアドレスは、
benbu.tsukuba@gmail.com
です。
メールに添付された画像が読み取れることとギフト券の送付を確認できた時点で、受付の返信をいたします。
その後添削に着手し、できあがり次第、
添削したものの画像(スキャナ使用)および添削後の英文のテキストをつけて返信いたします。
お送りいただいてから3日以内に返信できるように努めますが、添削が追いつかない場合は遅れます。


<料金> (部員は無料です/英作文の手渡し又はLINE送付で受け付けています)
入試問題1問がおおよその目安となりますが、
書かれた英文につき、語数として1語~100語程度までを1単位とします。
1回のご依頼につき、5単位以下としてください。
1単位につき500円(税込)です。
お支払いはアマゾンギフト券でお願いします(直接お越しいただける場合のみ現金でも受け付けます)。
リンク先のアマゾンのサイトで、ギフト券として1単位あたり500円で数字入力または選択をし、
受取人欄に上記メールアドレスを記入していただいてご購入いただければ、こちらにギフト券が送付されます。
(■リンクはこの文字をクリック■)


<添削例>

細かなミスは添削を見ていただくとして、2カ所について解説します。
which hasthat has にした方が好ましいです。
先行詞に the はついていないですが、
元の文章を書いている人の頭には特定の事典が浮かんでいるはずなので、that の方がよいです。
しかし、そもそも、関係詞節で説明するほどの内容ではなく、has already stopped の主部が不明瞭になるので、
with で済ませるべきでしょう。

because of the era of the Internet の部分は冗長な表現です。
because of the Internet era とスッキリ表現しましょう。

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問題文は省略しますが、文章を読みそれに対する賛成意見と反対意見の両方を書く問題です。
全般的に、単数複数の意識が弱すぎます。
anotherotherpersonpeopleの違いも明確に意識しましょう。

because 以下は前の文につなげ、including以下を別の文にした方がスッキリします。
normallyよりはusuallyの方が自然です。日本語に直してしまうと同じになることも多いですが。

people are likely to は態度が客観的すぎて、自分の意見を述べる文章にそぐわないです。
we often で十分です。

person who is the same type は英語らしくないです。
the same type of person としましょう。
すぐあとの another type of people ではできています。
ですが、other people で十分です。

this is good for ~という表現はよく使いますが、
ここでは good よりも suitable の方が書きたい内容に合っています。

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次は、food wasteについての英文を読ませた上で日本でのこの問題に対する考えを書かせる問題です。
serious problem とするか severe problem とするかですが、
前者だと、もう無理かな、お手上げかな、というニュアンスを感じます。
後者であれば、大変だけど、乗り越えられるかどうかわからないけれど、可能性はゼロではない、
というニュアンスを感じます。

little amount だと、空っぽに近いです(笑)。言いたいのは tiny amount でしょう。

あとは細かいミスばかりですが、これらの減点を合わせると答案の点数がなくなってしまいます。
時制や単数複数について、もっと意識してください。

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there were some poems that were は日本語の直訳です。
そう言いたい・書きたいと思ったときに、そのまま言葉を追って順に英語に訳していくのではなく、
1文全体を考え、英語でどう表現すればいいかを考えるようにしましょう。

in spite ofdespite は、
学校英語ではどちらも同じで言い換えできると習いますが、実は違います。
日本語にするとどちらも「~にもかかわらず」とすることもできるのですが、
in spite of は、積極的に反対のことをしたり反対のことが起こったりするケースで用います。
despite は、消極的に、反対の結果になってしまったケースで用います。
こんなふうにニュアンスが異なるので、言い換えなんてできないことの方が多いです。
添削では despite の方が better と書きましたが、
両者が同じだと教わった人への配慮です。

big effort はまちがいではないです。感覚の問題です。
considerable effort だと自分基準で精一杯頑張った感じが出ます(客観的にはそうでなくても)。

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they enjoy their alone time だと、既婚未婚に関わらず1人で過ごす時間を楽しんでいることになります。
ここでは、 they enjoy being single とすべきです。

people don't have money enough to grow up their children の中の
money enough は、形容詞+ enough との混同でしょう。

want to have なんだけど they can't have という構造にした方がわかりやすいです。

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「尊厳を奪う」という表現はあるものの、正しくは「尊厳を冒す」で、動詞は violate を使います。
尊厳は奪いようがないものです。反対の表現が「尊厳を守る(protect)」なので、
そこから奪うという表現が生まれたのかも知れません。

不平を「強く」言う、というのは、strongly ではなくて bitterly が適切です。

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直す箇所が少ない場合は、より英語らしい英文を参考として示します(上の枠囲み)。
設問に対する答えとして、論理的に飛躍がある場合は、その旨も示します(下の枠囲みとその下)。

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この答案は、冠詞抜け、3単現のs抜けなどがありましたが、大体書けていましたので
全文について、より英語らしい訳を参考として示しました。
ある程度英語の実力がある生徒であっても英作文となると採点対象にならないレベルの
答案しか書けない人が多いです。
そうした人には参考訳を示しても消化できませんので、まずは文法的に正しい文を
書くことができるように導きます。

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この答案では、文法面での修正すべき箇所は多くありませんでした。
しかし、問いに対する答えとしては点数をもらえないものであったため、次のように参考例を示しました。
これは赤本の答案ではなく、答案に書かれた内容をもとにして、こういうことが書けるだろうと
考えられるものを英文にしたものです。
答案の作者の力に応じて書けそうなものを提示しています。



こんな感じで添削をしてお返しします。
手渡しの場合以外は直接顔を合わせるわけではないので、恥ずかしくないはずです。
どんどん書いて、どんどん修正されて、実力を伸ばしていってください。
英作文の実力は、自分で書かない限り伸びません。
竹岡先生の本などの暗唱例文をいくら覚えても、自分で書かないと書けるようにはならないです。



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<対象>   <添削申込みの方法>   <料金>   <添削例>




英作文も長文読解などと同じく問題演習を重ねていくことで実力を伸ばすことができます。
自転車や自動車の運転、水泳などに似て、いくら説明を聞いたり本を読んだり授業を受けたりしても、
自分でやってみない限りは上達しません。
型になるような英文をたくさん覚えても、
やはり自分でやってみない限り上達はしません。
「すごい授業」という自画自賛授業をいくら受けても実力はつきません。
実際にそういう塾に通っていて受験が迫ってきてから、本当の実力がついていないことに気づき
入試問題が解けなくてBENBUにも入った人がいます。
定期テストの点数はそこそこ良かったので親はいい塾に入ったと思っているようですが
入試に対応できる実力がついておらず志望校ははるかに遠い状況です。
それでもなおその塾は、志望校の過去問を扱わず、
配布済みの薄いテキストを順にこなすだけの授業を続けています。
英語が売りのはずなのに英語の実力すらついておらず、
2年間以上もその生徒に対して、いったい何を教えてたんだと思わずにいられません。
泳ぎ方をいくら丁寧に教室で説明されても、一流選手の泳ぎ方をいくら細かく分析して説明されても、
泳げるようにはならないです。
大学受験は簡単な暗記テストではありません。
何かを覚えたら点数が上がるというのは、定期テストや小テストであって、大学受験ではまったく通用しません。
いい授業を受ければ実力があがると勘違いして、いい授業を求めて高額の授業料を払っている人が多すぎます。
「いい授業」だと宣伝していても、本当にいい授業なのかどうかは検証されていません。
合格実績は証拠になりません。生徒は塾のかけもちをしていたり、別に映像授業を受けていたり、
自分で問題集を解いていたりするからです。
また、その塾が受験に必要な全科目を網羅しているわけでなく、
1、2科目のインプット授業を提供しているにすぎないからです。

県立高校の受験のような簡単な暗記テストであれば、インプット授業でなんとかなります。
大学受験はそんな低レベルの試験ではありません。
授業を受けて知識を増やしても合格には近づいていません。
上記のような塾に通っていても難関大学に合格する人がいるのは、塾の成果ではなく本人の成果でしょう。

大切なのはアウトプットです。自分に合ったアウトプットを本気でたくさんすることです。
そのためには、自分で考え自分で問題を解く時間を作らなければなりません。
そうであるのに、塾の授業などでインプットに時間を費やし、結局アウトプットをほとんどしないまま
日々を過ごしている高校生が多過ぎです。
塾に通うことでアウトプットの時間が減り、却って合格から遠ざかっている矛盾に気づかないのが不思議です。
インプットは書籍やネット授業で十分です。見たいときに見たいところだけその場ですぐに見ればいいのです。
(実は、書籍やネット授業の方が質も量も優れ必要なところだけいつでも何回も見ることができて効果的・効率的です。)
決められた曜日の決められた時間帯にわざわざ出かけてインプットして、それで実力がついた気になっても
実際の受験が迫ってくると、全然力がついていないことに気づきます。あたりまえのことです。
塾でアウトプットをする機会があったとしても、たとえば英語であれば、
問題を週に1、2問ずつ解いていても実力はつきません。
集団で実施しているならば、その問題が現時点での自分の実力に合っていない可能性もあります。
実力に合わない問題を解くのは、時間のムダでしかありません。
自分に合った問題を、自分の頭で考え、自分で解き書くことを、こなし続けてこそ、実力が身につきます。
高3の夏頃までは、そうやって実力を高めながら、高校の履修範囲をすべてこなしておくことが大切です。
そして高3の夏以降は、まず最優先に、志望校の過去問を解きつぶすべきです。塾の教材ではありません。
もし、高3の11月になってもまだ塾の教材を解かせているような塾に通われているのなら、
合格への最短距離から離れています。
授業を行う塾は授業をすることで利益を得ていますから、受験が近づいてきても授業をし続けます。
それは生徒のためではなく塾のためです。役に立たないとまでは言いませんが、最短距離でないことは断言できます。
授業で習ったことが大学入試に出て得点できる、なんてことを考えるレベルでは難関大学は無理です。
演習(アウトプット)を通して自分の中にできあがった思考回路、分析力、推理力、構成力で合格を勝ち取るのです。
知識は前提であったり材料であったり時に道具であったりしますが、力のない人には持ち腐れになるだけです。
知識ではなく、自分自身の能力、問題を解いた経験値こそが重要です。
だからこそ、志望校の過去問を徹底して解き潰して、それを通してその大学が要求している能力を持つ人に
成長していってほしいのです。
自分のために、合格するために、今何をすべきか、必要なことな何なのか、をいつも考えて行動したいものです。
過去問を解き潰す中で、志望校が要求する英訳や英作文について合格レベルに達していないと感じるのであれば、
英訳や英作文を書いて直して書いて得点できるレベルにまで押し上げることが不可欠です。

ところが、実際に英作文を書いたとしても、
問題集の場合は、
参考答案例があるだけで、自分が書いたものが正しいのかどうか判断が難しいです。
英語の授業では、高校であっても塾であっても、
そもそも英作文の授業自体がないか、あっても少なく、
生徒が書いたものをいちいち添削してくれる教師は、ほぼいません。
高校や塾の教師が忙しいこともありますが、実力不足の場合もあります。
授業をすることは楽でたいして実力がなくてもできるのですが、
個別に質問に対応したり英作文の添削をしたりすることは、実力がなくてはできません。
形だけ実施しても実力がない場合は、高校生にはすぐにばれてしまいます。
英作文の添削を依頼すると、逃げたりごまかしたりする教師が多いでしょう。

こうした状況であるため、英作文を自分で書いて演習を積み重ねる勉強ができていない高校生が多いです。
まあいいかな、で済ませていては実力は伸びません。
高校生だけでなく、日本人全般に、英作文は弱いです。
TOEICで満点だと自慢している人であっても、それはTOEICLR(リスニングとリーディング)であって、
SW(スピーキングとライティング)は受けていないことが大半です。
LRは公式問題集をひたすら繰り返し解くことで点数を上げることができるのですが、
SWは本当の実力がなければできません。
日本ではLR受験者のわずか1%ほどしかSW受験者がいないのが現実です。
苦手なので(実力がないので)避けているのです。
この原因の一つが、高校教育にあると考えています。
そこで、BENBUで行っている英作文添削を、
BENBUに入部していない高校生にも広げることとしました。
おかしな現状が変わっていくきっかけになれば、うれしいです。
入試の過去問や問題集などを解かれていて添削を希望される方は、ぜひご利用ください。
「英作文は書いても答え合わせができないから、やってもしかたない」とあきらめている人も
ぜひ活用を考えてください。

作成後、お送りいただいた英作文につき、
 ・文法(スペルミス、前置詞のミス、冠詞のミスなども含む)
 ・単語選択の妥当性
 ・表現の冗長さ
をチェックした上で、添削したものをお返しします。
添削後の英文は、テキストでもお送りします。
どういう添削になるかは、下の画像をご確認ください。
いずれも部員の英作文・英訳を添削したものです。

なお、語数指定がある場合、添削したものが指定に合わなくなった場合でも
指定に合わせることはしません。
内容については、問題文に答えていない場合にはその旨を指摘しますが、
入試では原則的に採点対象外(∵公平性担保)ですので、コメントはしません。
また、全文書きかえが必要なレベルで添削のしようがない場合には添削をせず、
代わりにどういう勉強が必要かのアドバイスを返信させていただきます。