受験が近づいてきました。

受験が近づいてきました。

BENBUでは推薦合格した人の卒業もありましたが、
受けた人が少なかったため大半はこれから受験本番を迎えることになります。

受験生には日々なすべきことを淡々とこなしながら
平穏に過ごしてもらいたいです。
感情の上下だけで疲れてしまいますので、
感情の起伏をなるべく避けるように過ごしてもらいたいです。
(感情的に盛り上げて「さあ勉強するぞ!」というのは無意味どころか逆効果です)

受験生は、残りわずかな時間を有効活用するために、
どの科目のどの教材をどのくらいの時間やるか、という選択を
日々行いながら勉強を進めていることと思います。

選択によって成果が変わってくるので、
どういう選択をするかは、とても重要です。

この記事でお伝えしたいのは、
選択すべきことは勉強内容だけじゃないということです。
うまく選択すべき対象がほかにもあるのです。

それは、感情の選択、興味の選択、入ってくる情報の選択です。

日々どういう気持ち・感情で、
どんなことに関心をもって、
どんなことを、あえて見ないように、気にしないようにして過ごすか、
ということも、
実は自分で選択できるものです。
そして、うまく選択しなければならない対象なのです。

家族や高校の教師、クラスメートなどの影響で
感情が波立つこともあるかと思いますが、
感情を波立たせているのは、実は、自分自身なのです。
自分が影響を受けることを選択した結果なのです。
いらいらしたり、怒ったり、落ち込んだりしたとすれば、
その原因は、他人ではなく自分自身にあったのです。

自分以外の人の言動や情報は、
自分の外にあり、受け入れない限りは自分に影響しないはずのものです。
影響を受けるのは、それを受け入れる選択をしたからです。
受け入れるかどうか、
受け入れた場合に、それをどう解釈するか、
解釈した結果をもとに、どう反応するか、
こうしたことはすべて自分で、無意識的に選択していることが多いです。

それを、できるだけ意識的に行うことができるようになりましょう。
そうなることで、日々平穏に過ごすことができるようになり、
自分のやりたいこと、やるべきことに全力を傾注できるようになります。
感情が波立っていては集中できませんし、何もしていなくても疲れてしまいます。

他人が自分のことを何と言おうと、どう思おうと、それはその他人の問題にすぎず、
自分がそれを受け入れるか受け入れないか、
受け入れたとして、どう反応するかは、
自分が決めているのです。
自分が、受け入れないと決めることも、本当はできたのです。

他人の言動や他人からどう思われているかを気にして過ごしている人は、
他人に支配されているに等しいです。
自分の人生を生きるためには、
他人の意見・評価をそのまま受け入れることはやめましょう。

まったく気にしないというのではなく、わがままに生きるということでもなく、
参考になる点があるかな?まわりに迷惑をかけていないかな?
という第三者的な目でチェックし、改善すべき点は改善することは必要です。

ですが、チェックにひっかからなかったことは無視していいのです。
気にする必要はありません。
「どうしてあんなことを私に言ったのだろう」とか
「どうして私がそんなふうに言われなきゃいけないの」とか
考える必要はありません。
時間とエネルギーのムダ遣いです。
人生がわずか100年ほどしかなく、
高校生の時期はたった3年しかないのに、
他人の影響で動けなくなったり、嫌な感情につつまれて苦しい時間を過ごしたり
するのは、あまりにもったいないです。

選択は、自分が向かいたいゴールに向かうためにするものです。
その目的のために、意識的に選択をし続けることが大切です。
あまり考えることなく過ごしていると、自動的に何気なく選択をしてしまいます。
そして、向かいたいゴールの方向ではない方向に流されてしまいがちです。

適切な選択をし続けるためには、
まず、自身が常時選択をし続けていることに気づくことが必要です。
そして、今、行っている行動や、いまの気分が、
選択をした結果であると認識することが必要です。
こうしたことに気づき、認識することができれば、
自分がよりよい気分でいるために適切な選択をするようになったり、
自分の目的にできるだけまっすぐに向かうことができるような選択をしようと思うようになったりします。
自分の感情を選択することには、慣れも必要になります。
感情の選択よりも、感情を引き起こす原因となったことの解釈を選択・変更する方が楽です。
選択が難しいなと思ったら、ぜひ相談してください。

適切な選択をしようと思っていても、ふと気づいたら無意識的に選択していた、ということもあります。
他人の言動などを知ってから感情変化まで、条件反射的になっていることもあるでしょう。
そんな無意識的な選択をしたときであっても、向かいたいゴールに向かう選択をしているようになりたいです。
そのためには、目や耳から勝手に入ってくる情報自体を、ある程度選別することも必要になります。
暗いニュースばかりを見ていれば、無意識的に暗くなる選択をしやすいです。
見聞きした情報から影響を受けるのです。
ですから、見聞きするものは自分が向かいたい方向にとってプラスになるものにしぼり、
ネガティブな情報、事件・事故の報道、否定的なことばかりを言う友人から離れるようにすべきです。
受験生は、もう、テレビを見ないこと、ニュースを見ない・聞かないことを心がけるべきでしょう。
ニュースには暗いものが多いです。芸能人関連は自分の人生にとって無意味なものがほとんどです。
受験関連情報であっても必要最小限にとどめ、
受験当日の天気予報以外の情報をシャットアウトするくらいでちょうどいいです。

自分が合格するために、いま、何をすべきか、
今日はなにを克服したか、なにを覚えたか、なにに気づいたか、
受験までどういうふうに過ごすか、
受験会場ではどんなふうに問題に向き合っているか。
勉強以外の時間は、こうしたことを考え、
着実に進んでいる充実感で心を満たすようにしましょう。





部員からの相談はいつでも受け付けています。
遠慮なくどうぞ。
直接でもメールでもLINEでも構いません。

保護者の方からのご相談につきましては、
面談を希望される場合、日程調整が必要となります。受験直前期は難しくなります。
メール、LINEであれば、返信が遅くなることもありますが、
いつでもお受けしています。

お電話は、いただいても応答することがほぼありません。
BENBUにいるときは当然に出ることができませんし、
BENBUにいないときでも、集中を切られないよう音も振動もオフにしています。
折り返しのお電話を差し上げることもないとお考えください。
強引にお時間を奪う行為はできる限り避けたく思っています。