高校生のみなさんは、勉強しましょう!
まだ気を緩めるのは早いものの、ようやく日常が戻ってきそうです。
BENBUは、この騒動を通して、より清潔で、より安全な場所に進化することができました。
出費が少し痛かったものの、受験生に安心して過ごしてもらうために備えておくべき要素を満たし、
騒動があってよかったと思えます。
これからも、このレベルを維持し、さらに改善できるところは改善し、
より安全でより安心できる場所にしていきます。
高校や塾では、映像授業に取り組む動きもありましたが、
これによって、かえって、映像授業の限界が露呈したように思います。
本当にわかるためには、自分で勉強しなければならない、
自分の実力を伸ばすための手軽な近道はないんだな、と、生徒が気づけば、
大きな成果だと言っていいと思います。
授業をいくら受けたところで、受身では実力につながらない、という、
あたりまえのことに気づくことができれば、
学校まかせにすることはなくなっていくでしょう。
(学校に責任転嫁して怠けることがなくなるでしょう)
自分の人生の進展は自分の主体的な行動にかかっているのです。
もともと映像授業はネット上にたくさんあり、
土浦日大などでは、以前から、自前の授業ではなくそうしたネット授業を受けさせ、
そのうえで課題を出すシステムをとっています。
不慣れな教師が、見づらい板書をして、生徒に理解を求めるのは、
誰も得をしない無意味な行為です。
教室で、教師の圧力を感じながら受ける授業とは異なり、
小さな画面で客観的に授業を受けてみると、
結局は教科書に書いてあることを時間をかけて言っているだけだと
気づく人が多くなると思います。
授業を受けることの意義・価値・時間対効果に疑問を感じる人も出てくると思います。
授業はペースメーカー程度に捉え、自分で勉強を始めるようになれば、
この機会はとても意義深いものだったといえます。
学校の授業が止まったことで、これまで授業進度が遅くても気にしなかった人が、
気にするようになってくると思います。
受験に間に合うのかと、考えるきっかけになったと思います。
受験までの残り日数とやるべき内容・量とが果たしてつり合うのか、
考え始めた人も少なくないでしょう。
あり余る時間をゲームに費やしてしまった高校生は論外として、
高校や授業のあり方に疑問を感じながらも勉強をしようとしてきた生徒にとって、
この機会は得がたい学びの機会でした。
この経験はきっとプラスになります。
部活動ができなくなったり、大会がなくなってしまったりして、
高校に通う意義がわからなくなってしまった生徒もいるかも知れません。
しかし、引退後に必ず訪れる現実が、早めにやってきただけのことです。
部活にすべてを賭けて勉強そっちのけの生活をしているとどうなるかを
早めに知ることができたわけなので、よかったと思うべきでしょう。
部活動は、たしかに、貴重な経験でしょうし、得られることも多いでしょうが、
期間の限られた活動にすぎず、その後の人生と引き換えにするほどの価値はありません。
部活動後の人生をどう生きるか、その時間的猶予が多く与えられたわけなので、
感謝すべき事態とも言えます。
部活動を自分の生活の中にどう位置づけるか、高2生にとっては考え直す良いきっかけに
なります。
高1生にとっては、気づいたら部に入っていた、という事態を避けることができ、
「部活動命」的な生活は違うな、と、最初からわかって高校生活を始めることになるので、
とてもよかったと思います。
高校の教師から、どれだけ部活動に勧誘されても、醒めた目で見ることができるでしょう。
時間はどんどん過ぎていきます。
世界は今も、どんどん変わっていっています。
世界経済は、すぐには元に戻りませんが、すでに回復に向けて動いています。
中国では、工業生産がすでにV字回復しています。
その中国で、明日22日(金)に全人代が開かれます。例年3月開催だったのが、ずれこみました。
特別国債(2007年以降で初)1兆元(約15兆円)以上の発行が噂されています。
(リーマン時を超えるのでは、との予測もあり)
リーマンショック後の巨額の財政出動(57兆円)による過剰債務問題が
いまだに解消されていないことから、どこまで踏み込めるかは未知数ですが、
財政出動と金融緩和は避けられません。
アメリカは3兆ドル(320兆円)の財政出動を予定しており
(2020会計年度(19年10月~20年9月)は合計4.5兆ドルで前年度の3.5倍)、
日米中そろっての財政出動や金融緩和がなされるとすれば、
相場の今後の展望は明るいです。
NYダウは29000ドルから18000ドル近くまで下げたのをすでに半値戻しして
24000ドル付近としていますし、
日経平均も3月初めに24000円から17000円割れまで落ち込んだのを
20000円超えまで半値戻ししています(20日の大引けは20595円)。
株価と実体経済との乖離が大きく、
また、世界での1日あたりの新規感染者数がまだ増加中で、
インバウンドが当面見込めないことから、
株価が景気をどこまでひっぱってくれるかは不透明ではあるものの、
6月への期待が高まります。
どんどん進んでいます。どんどん変化しています。
日々、新しい1日がやってきています。
疲れている場合でも、落ち込んでいる場合でもありません。
これからは、止まっている人と進み続ける人との二元化も顕在化するでしょう。
なんでもいいので、できることをして、先へ先へと進みましょう!
高校生であれば、勉強しましょう。
呼吸をするように、勉強しましょう。
それがもっとも楽しいことですし、
それがもっとも自身を大切にすることでもあります。