定員について


BENBUには定員の基準が3つあります。

つめがシューズボックスによる定員、
つめが曜日ごとの机の数による定員
つめが来てくれる生徒に対応する私自身の能力による定員です。

この3つの定員の最小値が全体の定員となります。

つめの、机の数による定員は、
物理的にこれ以上入ってもらえなくなる限界なので、わかりやすいです。
狭い・小さな机にすれば、あるいは会議室用の折りたたみテーブルにすれば、
もっともっと生徒を詰め込むことができましたが、
それでは長時間の勉強はできません。
客の回転数を上げたい喫茶店は居心地があまり良くないテーブル・椅子にします。
生徒の回転数を上げたい利益重視の塾も、小さな机・椅子にします。授業が終われば生徒を入れ替えます。
BENBUは真逆です。
収益よりも生徒の快適さを重視しました。

つめの、能力による定員というのは、
私自身が生徒一人一人に解説をしたりヒントを出したり、生徒の様子を見たりするために
必要な時間・能力による定員です。
BENBUでは、教室にいる生徒一人一人が、
今何をやっているのか、受験戦略としてその方向でいいのか、今やるべきことなのか、
もっといい方法はないのか、
どういう問題でどう解こうとしているのか、考え方ははずれていないか、
問題の罠にはまっていないか、ムダな思考や計算で時間を浪費していないか、
考えずに覚えるだけで済まそうとしていないか、
わかって解いているのか・わからないまま公式適用などで処理しようとしていないか、
など、生徒の勉強戦略や問題を解く際の思考過程、時間の使い方、勉強のしかたなどを
できる限り全員分把握しながら、一人ずつに接しています。
そのため、時間的な制約があり、把握する脳の力にも限度があります。
全員がきわめて優秀な生徒であれば、私自身はとてもヒマになります。
生徒の邪魔をしないように、生徒が集中できる環境づくりに専念すればいいからです。
しかし、実際にはそういうわけではないので、限界が生まれます。

つめは、シューズボックスによる定員です。
仮に、BENBUの部員全員が、週に日だけしか来ない場合、
机は平均して分のも埋まらず、ガラガラな状態になります。
そうなったとしても、シューズボックスの限度で定員とします。
なぜなら、部員になってくれた生徒のことは、
BENBUに来ない日でも毎日時間を決めて考えており、
そのための時間と労力に限度があるからです。

現時点では、シューズボックスはまだ少しだけ余裕がありますが、
生徒のことを考えるための時間は時間では足りません。
受験生のことを考えるのは当然のこととして、
までの生徒であっても、理解し伸びていく方向にあるのか、
科目間のバランスはそのままでいいのか、性格に合うもっと良い導き方はないのか、
など、いろいろ考えるべきことがあります。
それだけでなく、
親が東京勤務のために休んでもらっている生徒のことも気になりますし、
私自身の課題として、数学が嫌いな生徒にどう接すればいいかが未解決のままですし、
自信がもてないとか寝付きが悪いとか精神面が弱いなどの個人的な問題を抱えた生徒に、
どうアドバイスしていくか、どう言葉をかけていくか、あるいは距離を置くべきか、
など、考え続け調べ続けるべきものがたくさんあります。
(感染リスクを考えて自主的に休んでいる生徒は退部扱いとなっているため考えていません)
(月末での翌月分の支払いの有無で、継続か否かを判断します)
(現在の部員のために時間を使い、全力を尽くします)

BENBUは単なる塾ではなく、
知識の切り売りをしているのでもなく、
(知識であれば、すぐれた参考書・問題集はいっぱいあり、
 ネット上には無料または低価格の映像授業がいろいろあり、
 高校教師による映像授業の配信もこれから増えていくでしょうから、
 わざわざ塾に通う必要はないし、それだけの塾は消えていくものと考えています)
理想的には、ここに来ることで自分の人生に前向きになり、
自分の力で進んでいく力を発揮していくきっかけの場所となることを願って作っています。
ただ与えられたものを飲み込むだけのバカになるのではなく、
自分の頭で考えて自分のために必要なものを身につける努力をする、
そしてその努力を継続していく、そうしたことができる場所であるように、
詳しくは書けませんが、集中しやすい環境を整え続けています。
それに費やす、私個人の気力・体力が大きく、生徒の数が増えるほどに増大するため、
これも、シューズボックスによる定員の理由となっています。
ときには生徒のネガティブな気持ちを吸い取り、その分だけ消耗するので、やはり定員が必要となります。

BENBUに来る前は、日に時間も勉強しなかった生徒が、
BENBUに体験で来た日にいきなり数時間も勉強できてしまいます。
「生まれて初めてこんなに勉強した」という感想は珍しくありません。
決して無理矢理させているわけではなく、生徒自身に大きな負担をかけているわけでも
ありません。
自然に勉強してしまう、そんな場所がBENBUなのです。
受身の姿勢では勉強はできるようになりません。
一方的な授業では、わからない点、つまづく点があると、その先に進めなくなります。
勉強を進めていく上で、何が起こり、どういうサポートが必要になるかを熟知しているからこそ
BENBUを提供できています。
その仕組みを維持し、効果を発揮し続けるためにも、定員が必要となります。


定員をもっと増やしてほしいという声は届いています。
空き待ちをしてくださっている方もいらっしゃいます。
とてもありがたいことです。心から感謝します。
定員を増やせる方向で、努力はします。
ただ、今は、今の定員がいっぱいいっぱいです。

一緒にやっていける講師を探すことを考えるべき時期かも知れません。
ただし、アルバイトや社員のような限定された責任の範囲で働く人ではなく、
自分の言動に自分の人生がかかっている、自営業者としての講師を求めたいです。