塾の選び方2

前の記事を書いていて、
 「うーん、たしかに言いたいことではあるんだけど、
  なんかいちばん言いたいことが出ていないなー、う~ん・・・( ̄~ ̄; )」
との思いが残っていました。
それが何なのか、ようやく言葉になってきたので、第2弾!

どういう塾を選ぶべきか。
それは、「講師自身が、教えることが楽しそうな塾」です。

以上です。


だったら、前の記事で書いた、

【集団授業か個別授業か】
【アルバイトについて】
【講師の質】
【講師と生徒との関係について】
【時間】
【自習室について】
【科目】
【生徒のレベル】

は何だったんだ? と言われそうですが、
これは、理想的な塾が備えている要素について具体的に検討したもので、
選ぶ際の細かなチェック項目になるものです。

結論としての「講師自身が、教えることが楽しそうな塾」は、
上記要素が満たされていると、それが講師に現れてくるものです。
逆に、満たされていないと、講師が次第に楽しそうではなくなっていきます。

勉強って大変なんだよ、と言いつつ教えている講師の塾に通うと、
勉強って大変なんだ、と洗脳されていきます。

勉強ってつらいよね、と思っている講師に接していると、言葉にはしていなくても、
勉強ってつらいなあと自然に思うようになっていきます。

わからなかったことが、わかるようになることは、とても楽しいことです。
できなかったことが、できるようになると、本能的に喜んでしまうものです。
それが人間が本来生まれ持っている性質です。

難関大学や医学部への合格は、客観的にはたしかに厳しいものですし、
高校の勉強は、客観的には量も多く難しく大変なものなのでしょうが、
だからこそ、それができると、うれしさが爆発するのです。
学力のみならず、精神面でも一気に成長することができるのです。

「厳しい・多い・難しい・大変」にフォーカスする講師は、無意識的に生徒を
そう思うように導きます。
「うれしい・楽しい・成長・達成・感謝」にフォーカスする講師は、無意識的に生徒を
そう思うように導きます。
人に何かを教えている人は、単に知識を伝えているだけではなく、
もっと重要な、知識に伴う感情、勉強に対する信念をも伝えてしまっているのです。
それは、ちょっとした言葉づかいや雰囲気・表情などでも伝わり、
受けている人は否応なく吸収してしまっています。

だから、講師を、塾を、選ばなければならないのです。

知識だけならば、書籍がいっぱいあります。
講義だけならば、ネット上にもいっぱいあります。
塾に行くのは、単に知識を得るため、講義を受けるためではないと、わたしは思っています。
苦手だ、難しい、自分には無理だ、つらい、やる気にならない、逃げたい、といった
ネガティブな思いを薄め、
案外得意かも、カンタンだった、できそう、楽しい、もっとしたい、やってみたい、という
思いに自然に変えていくことが、講師のもっとも重要な役割・使命だろうと思っています。

BENBUでなくても構いません。
そうした講師を見つけて教わるようにしてください。
勉強は本来楽しいものです。