高3生は、あと7ヶ月後にセンター試験です。

3年生になると、授業内容のレベルがさらに上がり、これまでの復習も膨大な量になり、
定期テスト以外に模試が増えて、加えてセンター試験や志望大学の過去問を解きこなすことが
必要になってきて、時間がいくらあっても足りない状況になります。
現在3年生の方は実感しているはずです。
高校の教師が頼りにならないとはっきりわかってきて、自分でやるしかないという現実に
気づいてきているでしょう。

現時点で、志望校はまだ固まってはいないでしょうが、
できれば、有名な大学、難関大学に進みたいですよね。
そのためには、入試問題で高得点を取れるように努力することが必要になります。
あたりまえのことです。

こんなあたりまえのことを、わざわざブログの記事として書くはずがありません。
わたしが何を言いたいのか、部員の方はわかるでしょうか。

勉強しなければならない、というのは、あたりまえのことなんです。
ただし、それは実力と必要レベルの差を客観的に判断した場合の答えです。
この答えを、主観的に判断した場合の答えにもしてしまっている人は、
この先、やばいです。
それが言いたいのです。

勉強しなければならないなーと思いながらする勉強は、身につく効率が悪いです。すごく悪いです。
3年生になってから急激に伸びる人はどういう人かというと、
「勉強するな」と言われても、勝手に体が勉強してしまう人なんです。
「勉強するな」と言われて「いやだ」とはっきり言える人なんです。
そういう人でなければ、難関大学以上の大学には合格できません。
自分にムチ打って勉強に向かわせているような人は、伸びないのです。
逆に自滅していくでしょう。
「この勉強が終わったらゲームしよう」とか「マンガ読もう」「TV見よう」と思いながら
勉強している人も伸びません。
勉強をその程度のもの(大変な作業・片付けなければならない重荷)と捉えている人は、
勉強自体を楽しんでいません。自分が伸びることを楽しめていません。
ただ大変なことをしている、という意識なので、伸びるはずがないのです。
わたしは以前、行政書士試験に3ヶ月間だけの勉強で合格しました。
理系出身で、仕事をしながらでの勉強でしたが、理由があって合格したくてたまらなくて
取り憑かれたように勉強しました。その間、大変だなんてまったく感じませんでした。
現在も新たな教材をどんどん勉強していますが、義務感からではありません。
BENBUが無休なのに、それでも、楽しくてしかたなくて体力が許す範囲で勉強してしまいます。
仕事としてこなしている高校教師や一般の塾講師との決定的な違いです。

現時点で、勉強しなければならないなーと思いながら勉強している人は、
本当に大学に行きたいのか、難関大学の学生になりたいのか、
もしそうならなければ、どうなるのか、について、
いまいちど、冷静に、本音で考えてみてください。

この点、親に「勉強しなさい」と言われつづけてきた人は、とても不利です。
自分の中に勉強に対する意欲が育っておらず、親を満足させるために作業としての勉強を
し続けてきたため、勉強したいなどと思いたくても思えないのです。
県立高校くらいの簡単な入試であればなんとかなっても、
大学入試は難易度の桁がいくつも違っているので、とうてい歯が立ちません。
BENBUにはそうした人はいないはずです。

そうであれば、
勉強しなければならないなーと思って勉強するのではなく、
YouTubeを見たりゲームをしたりしたいけど、勉強もしなきゃなーと思って勉強するのでもなく、
将来、就活や収入で大きな差が出るから、いい大学に入らなきゃなーと思って勉強するのでもなく、

少しでも時間があれば勉強したい、
忙しくても時間を作ってでも勉強したい、
したい勉強がいっぱいあるからとにかく勉強したい、
将来なりたい自分像に近づきたくて、そのために
したくてしたくてしかたがない、
勉強に向かっている自分が好きでたまらない、
どんどん良い方向に進んでいて自分の人生をコントロール
している感覚が楽しい、
わからなかったことがわかることが、とても楽しいし、
自分の成長がうれしい、
   ↓
だから勉強する

というふうになってください。
勉強自体を楽しむように、勉強すること自体が楽しみであるように、意識を変えてください。
勉強が辛いもの・苦しいものと錯覚しているとすれば、それは洗脳されているにすぎません。
足を引っ張ろうとする人たちが作り出した幻想です。
勉強をサボったり逃げたりしたことの言い訳・正当化に作り出しただけです。
あるいは、教えるのがヘタクソな教師や親などに無理強いさせられた結果のアレルギー反応です。
そんなウソに操られていてはいけません。

中学受験や高校受験の成否は人生全体から見れば些細な思い出にすぎません。
それに対して大学受験の成否は人生にとても大きく影響します。
自分の人生を有利に進めるカギを手にするか、しそこねるかです。
しかし、だからといって、合格しなきゃなーと思って勉強するのではなく、
せめて、合格に近づくことが楽しくてたまらないと思って勉強してください。

夢を叶える人は、まわりから何を言われても、境遇がどうであっても、
ガンガン前進していきます。それは義務感からではありません。
したくてしたくてしかたなくて、努力を努力と感じないで、途方もないことを
やり遂げていくんです。
だからこそ夢が叶うんです。
瞬間的な努力・一時的な頑張りなんて、誰でもできるんです。
よーしがんばるぞー!などと感情的に盛り上がって勉強する人なんて、いくらでもいるんです。
はちまきをキツく締めて悲壮な覚悟で勉強するのは、眠った方がましなくらいなんです。
そんなのじゃ、伸びないんです。たった1科目であっても制覇できないんです。
夢を叶えるためには、
努力自体を楽しんでいること、自分の向上をうれしく感じていること、
それが大切なんです。
伸びる勉強とはそういうものです。

BENBUの受験生も、ぜひ、そういう勉強をしてほしいです。
できなかったことができるようになることは喜びです。
それを思い出すことです。
わからなかったことが、わかった喜び、それを味わい、また味わおうとすることです。
自分が設定したゴールに向かう自分の姿を、自身でわくわくしながら見守ることです。
高校の教師がどうであれ、カリキュラムがどうであれ、
自分の人生を切り拓いていきたくて、もっといい世界に行きたくて、
もっといい人たちと出会いたくて、時間が少しでもあれば勉強したい、と、
そう思いつづける人になってほしいです。
勉強を楽しむこと、角度を変えれば、
自分の持てる能力をすべて出し尽くすこと、
自分の潜在能力を顕在化させるべくおもいっきり努力すること、
自分がどこまでできるのか、自分自身に対して挑戦し続けること、を楽しむことです。
これは動物として、本能として、楽しいことなんです。
これを勉強において、受験において、味わってほしいのです。

難関大学、超難関大学に合格することは、受験生全体の中で見たら、異常です。
その異常を現実のものにするもっとも重要なポイントが、この意識の変革なのです。

英語に関しては、言葉ゆえに練習量がものをいいます。
したがって、たとえつらい努力であっても、検定試験の点数があがることもあります。
だから英語を教える人の中には、つらい努力を賞賛し勧奨する人が少なくありません。
しかし、そうした人をよく観察してください。できるのは英語(の読み書き)だけです。

迷う人、悩む人は、相談してください。
塾に通っていない、もしくは他塾に通っていて、
どうしていいかわからなくなってしまっている人は、
BENBUに相談に来てください。無料です。
伸びたいけれどどうしていいかわからない、努力しているつもりだけれど結果が出ない、
やる気が空回りして何をやっても裏目に出てしまって落ち込んでしまう、
そんな迷っている高校生、困っている高校生を応援するのが、BENBUの使命です。
もちろん、伸びている実感があるけれど、さらに突き抜けたいという高校生も
全力でサポートします。
変化を求めるなら、人に会うことです。
変化させてくれるような人に出会うことです。
生身の人との出会いで、人は変わっていくことができます。
BENBUに来ればじわじわと変わっていき、気づいたときには大きく変化しています。