受験は総合力/1

あたりまえ、なんですが、受験は総合力です。
私立では当日の一発勝負またはセンター併用、
国公立や一部の私立では1次試験(センター・共通試験)と、2次試験(個別試験・大学ごとの記述試験)と、異なりはしますが、結局は合計得点のみで合否が決まります。
総合得点順に、定員までに入れば合格です。

そうであれば、受験で大切なのは、試験科目全体で得点が最高となるように準備をすることです。英語が苦手だとして、英語ばかりに時間をかけて、他の科目を放置するのは不利になります。数学でも物理でも化学でも同じことです。
どうしても、苦手な科目ばかりに目がいってしまいますが、苦手科目をどこまで伸ばすのか、それ以外の科目はどこを目標にするのか、志望校に手が届くように、常に全体を意識しておくことがとても重要なのです。

そうであれば、生徒ごとに、どの科目に力をかけるべきか違ってきますし、かけるべき時間も一人一人当然に違ってきます。
にもかかわらず、一律に固定した時間割で、その時間内は強制的にその科目を勉強させるというのは、受験生の需要に応えていません。生徒の当然の要請に応えるためには、塾は固定した時間割を持ってはいけないことになります。高校のまねをした、同じような固定した時間割では、準備する側は楽だけれど、高校生の真の需要には応えることができていないのです。

BENBUが、つくばの塾を変えていくきっかけになればいいなと思っています。
塾の講師に求められる能力・努力は大幅に増えますが、単に英語オタクが英語を趣味も交えて教えるようなムダな勉強をさせておくわけにはいかないはずなのです。
高校では、科目ごとに担当教員が異なってしまい、総合的に判断できる人材がいません。せいぜい、模試の得点と偏差値を頼りに、指導という名目の、資料に書いてあることを伝えることができるくらいです。
その足りない部分を補充してほしいとの需要が、これまでずっと潜在的にはあったのですが、誰も気づかず、しようとしてきませんでした。ほとんどの塾は科目ごとに時間を決めた枠を設け、それをどんどん回転させることで利益を生み出す仕組みになっているので、時間割の流動化は実現できません。講師も能力面で足りません。個別指導の塾では時間割は崩すことに対応しやすいですが、講師の大半が学生アルバイトなので、負担が大きすぎて実現できません。時間も短くて事実上無理です。だから、BENBUがやるのです。